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2019年06月15日00:37

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書けないが続く、その1

 さて、十二話も書いたのだが、スランプからは抜けられずにいる。スランプのまま、次の企画を考えるのは苦しい。苦しいが、スランプの間の企画というのは、どういうわけか人気が出る。思えば、スランプの間に「書けない」と、その理由について書くということをやっていたら、それが好きだと言う人が多くいて、その結果として「書けない」ということについて、どうして、そんなにもたくさんのことが書けるのか、と、その疑問から「書けない執事の書き方講座」がはじまったのだった。
 今回の苦し紛れの企画も、意外と人気があった。これを続けようかとも考えた。まだまだ、書いておきたい人たちが多くいるのだから。
 今回は、サロンの中で書いている人に限定したが、これをメジャーの作家にしてみるというのも面白いかもしれない。メジャー作家の作品については、筆者は、まず、それを書かない。会話では執拗にしても、こうした公開の場ではやらない。映画や音楽も語らない。理由はそれが極めて個人的な文章になってしまうからというものだった。
 しかし、今回の企画でも書いたように、どうせ、書けないのだ。スランプで書けない間ぐらい自分のことを書いてもいいだろうという甘えで書くのも面白いかもしれないのだ。
 そこで、こんな企画はどうだろうか。
「あの場所で読みたい、あの本」
 筆者は場所に拘る。どんなに美味しい料理でも、場所の雰囲気が気に入らなければ二度とは行かない。逆に、少し不味いぐらいなら、場所の雰囲気がよければ我慢して二度、三度と通っていたりする。場所は大事なのだ。ガード下の騒音の激しい焼き鳥屋の焼き鳥を高層ホテルのレストランで食べたって美味しくない。その逆も同じだ。雰囲気のいい場所もあるが、料理に合った雰囲気というのもあるのだ。どちらも重要なのだ。
 そんな筆者のお気に入りの場所というものがある。レストランや喫茶店もあるが、公園だったり観光地だったり、神社だったりする。そうした筆者のお気に入りの場所と、お気に入りの小説を関連させて書くのだ。
 実際には、その場所でその小説を読んだわけではないのだが、そこは演出で、読書をしに行く場所という、そうしたエッセイ風に書いて行くのもいいかもしれない。
 さて、次の企画をどうしようか、もう少し考えよう。何しろ、今回のスランプはいつもよりも長引いているので。
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