歴代の米国大統領が成し遂げられなかった
米朝会談を実現したことが、
朝鮮半島に平和をもたらすことになったら、
それは、確かにノーベル平和賞に値するかもしれない。
ここで疑問が一つ。
そもそも、朝鮮半島問題の根源は、米ソ中の冷戦時代に
さかのぼる必要があり、要は朝鮮戦争が米朝間で停戦状態のまま
こここまで時間が過ぎてきたことにある。
今回、米朝を引き合わせた韓国の文大統領の功績が大である
この視点で考えると、ノーベル平和賞候補に推薦するとしたら、
韓国の文大統領こそが相応しいのではないか。
だが、安倍首相が推薦したのは、トランプ大統領だった。
なぜ、文大統領に思いが及ばなかったのか不思議だ。
確かに、日韓は徴用工問題などで冷え切っており、
それどころではないだろうが、
それを乗り越える度量があったら、と思えてならない。
過去には、金大中大統領を日本政府がノーベル平和賞候補に
推薦したことがある。
当の文大統領は、トランプ大統領を推薦していないし、
トランプ大統領も推薦を要請していない。
安倍首相は、推薦したかどうかについて、
否定も肯定もしていないが、
米国内において、トランプ大統領は行き詰まっている。
その大統領に点数を稼がせるために、ノーベル平和賞候補に
推薦しているのではと思えるのは、げすの勘ぐりだろうか?
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