フランス大統領選の結果は、
事前に行われた世論調査の予想を上回る
66対34の大差でマクロン候補に決まった。
米国大統領がトランプ氏になって以来、
EU内で自国主義、保護主義が台頭し、フランスでも極右政党が
若者や労働者を中心に支持を伸ばし始めていた。
極右政党のルペン候補は、EU離脱、フランスファーストを謳い、
フランス革命以来の自由、平等、博愛を否定するかのように、
移民排斥を主張してきた。
フランス国民は、ルペン候補の過激な公約に対して
極右政党に国を任せるわけにはいかないという
消極的選択で、マクロン候補に投票したといわれている。
三色旗に込められた伝統は、とりあえず守られたけれど、
分断した国民をまとめ、10%を超える失業率の改善、
経済の立て直しを託された39歳の若い大統領にとって、
前途は多難のようだ。
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