テロ等準備罪(いわゆる共謀罪)の本格審議が衆議院で始まった。
法案審議で金田法相に代わって官僚が答弁することついて
野党からの批判を受けると、
当の金田大臣は「法案作成に携わった官僚が答
なぜいけないのか」と反論。
国民に選ばれた国会議員によって
法律は作られるのであって、官僚はその下準備をするだけだ。
それが正しいかどうかを議論するときに
担当の大臣が、きちんと説明できないような法律で、
どうやって国民の犯罪を取り締まるというのだろうか。
また、共謀罪が一般人も対象になる危険が指摘され、
何度も廃案になっているが、
安倍首相は「今回の法案は『そもそも』犯罪を犯すことを
目的とした集団でなければならないとしたか
ら今までとは違う」としてきた。
これに対して、民進党の議員が「そもそも」を前提とするなら
「オウム真理教は、そもそも宗教集団だなのだから
処罰の対象にならないのか」と切り返したところ、
自ら辞書を引いたとして、「そもそもには基本的という意味がある」と、
薄笑いを浮かべながら持論を展開した。
ところが、広辞苑にも、どの辞書にも
「そもそも」とは、“はじまり、最初、おこり”などとあり、
基本的という意味はまったく記述されていない。
安倍首相の辞書には、ナポレオンと同じように
特別な意味があるようだ。
こんな詭弁を弄さなければならない、
そもそも疑問だらけの法案は、危険すぎる。
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