いったい私たち世代は、
歴史の授業で何を教えられてきたのだろうか。
明治維新によって日本は世界の仲間に入り、
三流国家から一流国家の道を歩み始めた。
それまでの江戸幕府は、鎖国令によって国を閉ざし、
欧州列強から後れをとることになった。
明治政府がその門戸を開いたと教え込まれてきた。
だが、史実はどうだったのか。
江戸幕府が鎖国令を敷いていた事実はなく、
これは、明治政府が歴史書き換えたとされている。
その鎖国の2文字がようやく、
小中学校の社会の教科書から消えることになった。
明治政府の中枢をなしたのは、
長州(現在の山口県)閥で、
以来、伊藤博文にはじまり安倍首相の祖父岸信介、
叔父の佐藤栄作など8人の首相を排出してきた。
長州は、討幕では外国人排斥の尊皇攘夷を唱えていたが、
明治政府になると掌返しで、欧米崇拝に走り変わり身の早さをみせた。
明治新政府は、廃仏毀釈によって、寺と仏像の排斥を行った。
これは、イスラム教の偶像破壊と同じだと指摘する歴史学者もいる。
安倍首相のやっていることを見ていると、
やはり長州閥の伝統が受け継がれているようだ。
ログインしてコメントを確認・投稿する