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2014年04月02日22:51

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3月に観たもの

3月は激動、激変の時期でした。
一番大きいのは、一緒に暮らしていた息子が結婚の時期を迎え、
彼女との新居に移ったこと。(式はまだですが)
二十数年ぶりの一人暮らし。
やっぱり欠落感がすごくて、まだリズムがつかみ切れていません。
見たものを並べると活動的なようですが、
むしろこれは寂しさを紛らわせるためだった気がします。

そしてまた、3月末でWindowsXPのサポートが切れるとのことで、
10年以上特に不自由なく使いつづけていた我が家のパソコンを泣く泣く買換え。
まさに別れの春。
消費税アップで世が買いだめに走る中、買ったのはこれくらいで
むしろ買い物はまるでしないままでしたが、
映画サービスデイの料金も1000円から1100円になっちゃうのは痛いな。

<映画>
・エヴァの告白(新宿武蔵館)3月1日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1922711812&owner_id=949383

・ウォルト・ディズニーの約束(TOHOシネマズ渋谷)3月26日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923943188&owner_id=949383

<ステージ>
・もっと泣いてよフラッパー(シアターコクーン) 3月1日 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923092817&owner_id=949383

・化粧(紀伊国屋ホール) 3月8日
http://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20131215133500.html
井上ひさし作の傑作一人芝居。
代表作としていた渡辺美佐子さんの舞台の感動は未だに失せない。
今回の平淑恵さんは、思ったよりさまになっていたと思うけれど、
やはり少し品が良いというか、凄みには欠ける気がしてやや物足りず。
名作を継承するのって、大変なことだなあ。
この日は公演後、舞台装置の説明があって興味深かった。

<展覧会・イベント>
・有元利夫展(小川美術館) 3月8日
http://www.ogawa-museum.jp/index2.html
毎年この時期にある有元利夫展だけれど、ここ2年ほど行きそびれていて、
しばらくぶりに見られて良かった。
繰り返し見て見覚えのある作品が殆どだが、
時に1、2点タッチの違うものがあって、はっとする。
静かなこの空間に入ると、どことなく礼拝堂のような雰囲気を感じ、
ひととき静謐さに満たされて心癒される気がする。

・シャバンヌ展(Bunkamuraザ・ミュージアム) 3月8日
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_chavannes/index.html
19世紀フランスを代表する壁画家として知られるというシャヴァンヌの作品展。
日曜美術館で取り上げられるまで知らなかったけれど、
フレスコ画の穏やかな色彩と、ファンタジックな神話世界が心地よかった。
このところ日本画の展覧会ばかり見ていて、西洋画展を見たのは久しぶり。

・キモノハイスタイル東京2014(ラ・ケヤキ) 3月14日
http://kimonohighstyle.com/
吉澤暁子さんによる、簡単きれいな角出しの結び方講座は、
わかりやすくノリの良いおしゃべりで、モデル役の方との
掛け合い漫才のようなやりとりが楽しかった。
楽しすぎて、結局あとでやり方が思い出せなかったけど…
はちすの寺岡さんのお着物はいつも素敵。

・日本数学会市民講演会(おもちゃからの数理モデルほか)
 (学習院大学)3月15日
http://www.mathsoc.jp/meeting/gakushuin14mar/shimin.html
うちのすぐ近くだし、知り合いも行くので聞いてみた。
時枝氏のおもちゃの話は、実物の動きも見られてとても面白かった。 これは数学というより物理寄りだと思うけれど、
実際にモノがあってその動きがあるのは、やはりインパクトがある。

・高村恵子紙繪展(永井画廊) 3月19日
http://www.nagai-garou.com/
「智恵子抄」のあの智恵子さんが、死の前まで熱心に作り続けたという作品群。
もともと芸術的センス豊かなアーティストだったことは知っていたけれど、
じかに見るこの切り絵の色彩感覚の新鮮さ、造形の愛らしさに打たれた。
果物や食器など身の回りの品も女性らしい感覚で素敵だが、
ちょっとデザイン的な教会の紙絵は本当に惹きつけられる。
この作品群が残されていてよかった。

・オチビサンとまめつぶ屋展(ギャラリーTEN)3月21日
http://galleryten.org/ten/?p=8221
朝日新聞の日曜連載で大好きだった安野モヨコさんの作品。
それまでにない童話的なやさしい世界。
やわらかなパステルカラーはじかに塗っているのかと思っていたら、
下絵で色合いを決めてから、それに近いカラースタンプパッドで彩色していたとは。
トレーシングペーパーでカバーしながら部分部分を重ねてゆくのは、
浮世絵の多色刷りに通じるような手法。
とても素敵な展覧会だった。
しかし連載が朝日新聞からAERAに移ってしまうのはちょっと残念。

・伊藤彦造という男(弥生美術館) 3月21日
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
この方の細密なペン画の美しさは、小学館「少年少女世界の名作文学」の挿絵で、
幼いころから目に焼き付いている。
一刀流の開祖の子孫で、幼い頃から真剣で剣術の稽古をしていたということは、
今回初めて知って、刀を構えた場面などの迫真度に納得。
ストイックなものこそがエロティックだと思う。

・板谷波山の夢見たもの(出光美術館)3月22日
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140116/art14011610000004-n1.htm
出光美術館はいつも会期が終わってしまうと公式サイトの特集頁が見られないのが残念。
それはともかく、本当に夢のように美しい作品ばかりだった。
展覧会のタイトルに”夢見たもの”と入っているのも当然。うっとりするしかない。
漱石や鏡花の時代をともに生きたひと。
関連人物として鏡花の写真や彼の愛した兎柄の作品なども並んでいて嬉しかった。
人間を超えて神仙のつくった宝のような陶芸。
それに比して下絵は実に力強く、瑞々しい線が新鮮。満足満足。
・第二回観世会能楽講座(観世能楽堂) 3月27日
http://www.nodamap.com/site/news/297
取り上げられる作品は能「海士 懐中之舞」。
「海士」とと「葵上」、現代の殺人事件を元に『THE DIVER』を作られた
野田秀樹さんがゲストとのことで、キャサリン・ハンター主演のロンドン・ヴァージョンも、
大竹しのぶ主演の日本ヴァージョンも拝見している私としては、
これは行かねば!という催しで、とても興味深かった。
司会は東大教授松岡心平氏。能楽師で野田さんの同級の友人という森氏。
観世清河寿氏の素面による舞も見られ、とても充実していた。
しかし観世能楽堂、この小高い場所にある端正な佇まいが良かったのに、
もうじき銀座のビル内に移転してしまうというのは残念。

・日本舞台美術家協会(JATDT)舞台美術展2014
(東京芸術劇場ギャラリー1)3月29日、3月30日
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=949383&id=1923996747

<ロケ地めぐり(『夜のせんせい』>
・西郷橋 3月16日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923362956&owner_id=949383

・吞川の宮之橋 3月16日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923555574&owner_id=949383&org_id=1923362956

・今川小路 3月23日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923687066&owner_id=949383&org_id=1923555574

・西今川橋架道橋 3月23日
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1923740274&owner_id=949383&org_id=1923687066
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