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2012年12月01日00:56

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デヴィッド・リンチ展〜暴力と静寂に棲むカオス@原宿ラフォーレ

デヴィッド・リンチ展〜暴力と静寂に棲むカオス@原宿ラフォーレ

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 どの世界でも奇才と呼ばれる人はいるが、とりわけ映画界でその称号をほしいままにしているといったらこの人の右に出る人はいまい…監督デヴィッド・リンチ。

 映画監督としての作品はよく知られているが、絵画や写真も熱心に取り組んでいる。
やはり彼の映画から想像つくようにシュールで狂気スレスレの世界が繰り広げられる。
(ただ、インタビューなどで見るとポジティヴで気のいい人に見えるんだけど…)

 狭い展示スペースで、やはり気になるのは日本初公開となる短編映像集だろうが、『イレイザーヘッド』のリマスターを含む2009年発売の『デイヴィッド・リンチ・ワールドDVD-BOX』をお持ちの方なら想像つく実験的映像集となっている。

 会場展示方法はリンチ・ワールドを意識したレイアウトの工夫も見られ、ぐるりと回りながらリンチの脳内に入るがごとくたどり着く中央スペースのシアターでは各所に散らばって流れている短編映像の全作品をまとめて見ることが出来る。(シアターといってもカーテンで仕切られているだけ)カチンコ
順序は特に意識しなくていいと思うが、大画面で座って見られるので、キチンと見たい人にはこちらがいいだろう。(全部で107分もあります!)

 古くは学生時代のフィルムから、『インランド・エンパイア』に登場したウサギのシリーズや最新のものは今年制作の作品まである。
ミュージシャン(Vocal)としてCDも発売していて、そのPVもその一つ。

「Rabbits」
http://www.youtube.com/watch?v=5jSBVo59j9U

「Crazy Clown Time」
http://www.youtube.com/watch?v=caWXt9lCVrc

これは上記のDVD特典収録だが、このシリーズの最新版も上映していた。
「Out Yonder」
http://www.youtube.com/watch?v=jKwgI7Sk-SU

 抽象的で難解な実験作が多い中、これだけはコミカルで楽しめる。るんるん
ただ、本人の意向らしいが日本語字幕は省かれていた。
音のリズムを楽しめということか?
実際、リンチ作品で音はとても重要なファクターであると思われる。

決して万人向けではないが、熱心なファンならば見ておく価値はある…かも。あせあせ
(12月2日まで)

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