休みながら愚痴りながら、その６

　筆者は常識に欠ける。エロ本屋なのだから仕方ない。引退して数十年だが、生涯エロ本屋と決めているあたり、やっぱり、どうしようもない。その常識のない筆者が、日常において常識がない、と、思えるシーンに出会うのだから不思議なものだ。
　たとえば、混んでいる喫茶店。一人掛けの席ではなく四人掛けに一人で座るのは、これは店の構造上仕方ない。しかし、一人掛けの席に座り、隣の一人掛けの椅子に鞄を置くのはどうだろうか。誰かの席のとりおき、あるいは待ち合わせかとも思ったが、そうでもないらしかった。店はほぼ満席なのだ。それで思い出したのだが、フードコートの店に座り水だけ飲むのはどうなのだろうか。席に座ることもダメだと筆者などは思うのだが、そこでサービスの水まで飲んでいるのだ。しかも若いカップル。確かに水は無料なのだが。
　最近はスーパーだけでなくコンビニでもレジを自分でやらされる。それはいいのだが、混んでいるレジで子供にその使い方を教えながら、何度もバーコードを失敗させている親がいた。その後ろには長蛇の列。子供に使い方を教えることには賛成だ。ただ、混んでるので他の人に迷惑だから練習は今度にしよう、と、子供に教えることは、もっと大切なのではないだろうか。
　常識は変わる。それはそうなのだ。そこで、新しい常識なのだろうが、やっぱり、筆者は嫌だな、と、そう感じたことを書こうか、と思うのだ。新しい常識なのだから、これはずいぶんとポジティブな話になるのだ。愚痴ではない。愚痴にはならない。新しい常識、未来の常識について夢みる話をするのだから。
　さて、次の企画、どうしようか。