世界の景気は、およそ10年周期で変化するといわれてきた。
リーマンショックが起きたのが2008年。
アメリカの住宅ローン破綻をきっかけに、
世界同時株安が始まり、未曾有の経済混乱に陥った。
日本の株価は7000円台落ちこみ、
2万円台を回復するのに約10年を要した。
その後、世界経済は成長率が年10%を超える中国がリード。
このところ成長率は6%と一時の勢いは失せたが、
GDPでは、米国に次いで2位を維持しており、
依然としてその影響力は大きい。
しかし、トランプ政権になってから、米中貿易摩擦が激化し、
ここに来て、工業生産、国内消費の冷え込みが急速に進み、
経済成長予測も下方修正を迫られる可能性があるという。
EU、米国は景気停滞がつづいており、
この上、中国も頭打ちになると、外需頼りの日本の経済も
ふたたび冬の季節を迎えることになりかねない。
リーマンショックから11年。
日本経済は、いさなぎ景気を超えたといわれているが、
実感なき景気回復を、そのまま信じていいのだろうか。
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