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2017年07月04日07:44

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バイブル『1・2の三四郎』

『1・2の三四郎』はぼくにとっての漫画のバイブルである。
 1978年、少年マガジンでの連載開始とともに当時中学生だったぼくはファンになり、以降、リアルタイムで夢中になり続けた。
 1995年、前年から『1・2の三四郎2』が週刊ヤングマガジンで隔週連載されていることを知ると、やはりそれ以降はリアルタイムで夢中になった。ただし作家小林まこと氏の事情で休載が多く、ページを開いて「今週はお休み」のお知らせを見たときには大きく落胆したものだった。だってもともと隔週連載なのに休載するってことは、まるまる一カ月待たされるってことである。熱い試合を繰り広げている最中に一カ月も待たされるのは健康にも悪かった。
 で、先日のことだが、さらに続編があることをネットで知って「これは読まねばならん」と色めきだった。タイトルは『1・2の三四郎3』ではなく『格闘探偵団』。
 さっそく生活圏内にあるツタヤやゲオで借りようと調べた。しかし所沢のゲオにないのは仕方ないとしても、大型店のツタヤ池袋ロサ店にもなかった(ネットで調べただけじゃなく、店に電話して訊いた)。かくなる上はネットで購入するしかなく、人生二度目のヤフオクに参加してゲット。
 目的は『格闘探偵団』全5巻だけだったのだが、そのときテンションが上がっていたので『1・2の三四郎』全12巻と『1・2の三四郎2』全6巻がセットになったものを3960円で落札した。
 さてここで問題。この中で、ぼくが最初に手にしたのはどれでしょう?
 1.『格闘探偵団』の第1巻。(まあ、当然である)
 2.『1・2の三四郎』の第1巻。(改めて最初から通して読むというのも充分に考えられる)
 3.その他
 答は「3」。手にしたのは『1・2の三四郎2』第6巻である。そう、格闘キング赤城とプロレスラー東三四郎の決戦の巻である。
 久しぶりに読んで熱くなった。この興奮をこれから何度も味わえると思うと実にうれしい。この巻を心ゆくまで堪能して気持を落ちつけてから『格闘探偵団』に取りかかった。
 ちなみに『格闘探偵団』は登場人物が同じなだけで、泣かせる場面はあるものの基本的にはギャグ漫画だった。タイトルからしてそんな予感はしていたが、的中してしまったわけだ。悪い予感はよく当たる。悔いはないけど。
 バイブルがついにぼくの手に入ったことだけで充分満足である。
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