杭偽装で傾いたマンション問題。
連日のように旭化成建材の名前が取りざたされているが、
杭打ち業者は数百あるといわれている。
偽装のやり方を見る限り、元請けの管理さえしっかりしていれば
防ぐことができた極めて単純な手口であることがわかる。
むしろ、元請けがデータありきで偽装を認めていたとも思われる。
ようするに建設業界全体で行われていたのではないか。
もし、すべてのマンションの杭を検査することになったら、
おそらくマンション業界はパニックに陥るだろう。
たまたま傾いたので、旭化成建材をスケープゴートにして、
幕引きを図りたいという思惑が、業界や国交省に感じられるのは私だけか。
それにしても、マンションの場合は資産評価に影響するから
という理由で建て替えが前提となっているが、
学校などの場合は危険性はないなどと、
大甘の判断が下されていることも納得できない。
地震大国日本では、杭一つで建物が崩壊する可能性があり、
それはマンションだろうと学校や公共施設でも同じだ。
人の命の尊さに、差があるわけがない。
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