お気づきだろうか? 書店の会計カウンター周辺にはPR誌が置かれていることを(書店にもよるが)。「本の話」とか「一冊の本」とか「青春と読書」とか。これらはぜんぶ無料である。
無料とかプレゼントという言葉に滅法弱いぼくは、昨日「波」と「本の旅人」をいただいた。「波」に村上春樹さんのエッセイが、「本の旅人」に角田光代さんと西原理恵子さんのエッセイがあったからだ。
角田さんのエッセイは今月からの新連載で、第一回は「我が家に猫がやってくる」というタイトルだった。
タイトル通り、猫を飼うことになった経緯が書いてあるのだが、これがもう、さくらももこさん並みに面白かった。こんなに楽しいエッセイを読むのは何年ぶりだろう。
たとえばこんな感じ。
「夜はよくわたしの隣にきて寝ているのだが、あるとき、寝返りを打ったトト(猫の名前)がそのまま床に落ちるのを目撃してしまった。しかも両前脚で空をかきながら落ちていったのである」
ああ、面白い。
連載が続く限り「本の旅人」をゲットし続けようと思う。
角田さんは猫との生活を写真つきでブログに書いています。ご興味のある方はどうぞ。
http://kakuta.kadokawa.co.jp/
*はみだし
クロネコヤマトの宅急便ってあるけど、八重洲ブックセンターには購入した本を指定した場所に送れる「シロネコ八重洲の配本便」というシステムがある。
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