SORA CONCERTと空飛ぶ音楽祭

　新コロ騒動により去年からいろんなイベントが中止になっているが、航空公園の野外ステージで開催予定だった「空飛ぶ音楽祭」も二年連続で中止になってしまった。モジョで聞いたところによると、主催者がどうにも収まりがつかなく、演奏させてもらえるところを探したようだ。
　そこに手を差し伸べたのが東所沢にあるサクラタウン。野外イベント会場で「SORA CONCERT」と銘打って二日間の音楽祭を開催することとなった。えらいぞ角川！　ぼくはマスターもメンバーになっている月野原農園バンドやIndus &Rocksが出演している一日目だけ駆けつけた。モジョの常連客が何人もいて笑えた。もちろんステージも楽しかった。
　で、中止となった「空飛ぶ音楽祭」だが、単なる中止ではなく、ミューズに場所を替えて開催された。
　航空公園の野外ステージでは全席自由だったが（それがクラスターを発生されると問題視されたのではないかと睨んでいる）、ミューズでは席が指定された。主催者側がチケット購入順に良い席を割り当てるやり方で、ぼくの家にもいきなり指定券が郵送されてきた。その席は三階の後ろのほう。そういえば、チケット購入後ほんの数日でソールドアウトになっていたっけ。
　そして会場に入ったらマスター他、やはりモジョの常連が何人もいて笑えた。みんなギリギリまでチケットを買わない人たちなのね。ちなみに会場はミューズ・アークホール。三日前に同じ会場で村治佳織さんを観たときは最前列だった。
　ライブは文句なく素晴らしかった。ビギンのボーカル比嘉栄昇さんがコロナ感染者の濃厚接触者ということで石垣島から出られず、ビギンは二人プラス助っ人の前川慎吾さんのステージとなった。しかし遜色なく盛り上がった。元BOOMの宮沢和史さんと高野寛さんのステージも大いに盛り上がった（『島唄』も熱唱してくれた）。そもそも小坂忠さんのMCがよかった。コロナ禍にあっても希望の灯を消してはならないという直球なメッセージを素直に言えてしまう説得力はさすが牧師さん。もちろん小坂さんのステージも最高だった。