免許も持たず、クルマに縁のなかったこともあり、
事件が起きるまで、タカタという会社が、
エアバッグで世界2位のシェアを誇る
世界でもトップ企業であることは知らなかった。
国産車はすべてタカタのエアバッグ導入をやめると決めている。
創業以来最大の危機を迎えているのだが、
経営陣はキャッシュフローは問題ないと強気だ。
世界21カ国に工場を持つグローバル企業であり、
売り上げの70%はシートベルトやチャイルドシートが占めているので、
今後の2000億円を超すといわれる補償問題も
なんとか乗り切れると読んでいるようだ。
しかし、運転者の安全を確保するためのエアバッグが、
運転者の命を奪ったということは、取り返しのつかない事態だ。
傷ついたブランドを取りもどすことは容易ではないはずで、
エアバッグの生産から手を引くという最悪の選択もありえるだろう。
ブランドが傷ついたといえば、傾斜マンションの三井不動産、
三井建設、旭化成建材もこれから厳しい現実が待ち構えている。
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