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日記一覧

 年度の変わる今日と明日で、私たちの生活や認識が大きく違ってくるわけではないように、時代の節目というのは意識の上で極めて曖昧なものである。ここでは昭和が扱われているけれど、それを語れる世代は恐らく40歳以上までで、それ以下になると生まれていて

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年度末の風景
2018年03月30日14:28

 一年で最も過ごしやすい時期というものがある。秋は10月の一時期。天候も安定して、晴れの日が一週間ほど続く頃がそれだ。そのあと雨が降ると、朝晩が冷え込むようになり、冬の足音が近づいてくる。 春は、例年であればもう少し先。四月中旬から五月上旬に

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朝鮮半島情勢の転機
2018年03月29日16:25

 朝鮮半島情勢が大きく動いてきている。相次ぐミサイル実験のほか、アメリカや韓国、加えて従来は良好な関係を保ってきた中国に対しても厳しい姿勢をとってきた北朝鮮が、韓国との関係改善を皮切りに、金正恩氏の電撃的な訪中と首脳会談を行うなど、足固めを

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 国会の証人喚問は、憲法が保障する議院の国政調査権に基づいて行われている。国政調査権の性格については、行政に対する立法の監視、あるいは国権の最高機関たる国会の権限といった理解がなされている。 証人喚問に似たものとして、参考人招致がある。ただ

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 戦前の日中関係は、日本が一方的に中国へ侵略していった流れと思われがちだけれど、実際には複雑な経緯をたどる。辛亥革命以降、中国では軍閥が割拠する内乱状態が続いていくが、一方でナショナリズムの高まりとともに、対外的には強硬姿勢が目立つようにな

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 Facebookが5000万人分の個人情報を流出させたという報道によって、株価の暴落と多数の退会者を出す展開となっている。Facebookといえば、世界最大のSNSへと急成長を遂げ、アクティブユーザーは20億人超、アメリカのハイテク株としても代表的銘柄になってい

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 昔はよく一人鍋をするのに、大量の肉を買い込んでいたものだけれど、最近はむしろ野菜がメイン。肉も数切れあれば満足だし、普通の鍋ならむしろ魚のほうがいいくらいになった。 この変化に一番驚いているのが自分自身で、材料をそろえるときはつい以前みた

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 昨日触れたように、郷里でもソメイヨシノの開花が、今日発表された。ほかの地域があちこちで開花、満開というなかで、ずいぶん遅い印象を受けるけれど、それでも平年より4日早く、昨年と比べると9日も早い。要するに、他が早すぎるというか、全国的に春の訪

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郊外からの春の便り
2018年03月23日18:05

 毎年、三月末になると郊外での打ち合わせが入るようになった。いつもの年だと、これを機にロードバイクを解禁する日だったりもするのだけれど、今年は敢えて歩いて行ってみた。実家から徒歩9kmほどのところである。 最短コースをとって、約1時間半。朝は風

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 郷里の商店街は、全国的に衰退が著しいとされるところと比べれば、「成功例」とみなされている。身近なところにある人間からすれば、全国から注目されるほどの成功を収めるほどとは思えないのだけれど、確かに商店街全体がゴーストタウン化していたり、形骸

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 「暑さ寒さも彼岸まで」ということで、今日はお彼岸の中日にあたる。各地で桜開花の便りも聞かれるなか、本格的に暖かくなるのかと思いきや、横浜の予報は雪マーク。予想最高気温も3℃ということで、真冬に逆戻りというところか。ただ、経験的に、春分の日

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郷里の受験事情
2018年03月20日16:54

 郷里では、昨日が公立高校の合格発表だった。近年は各地で私立高校が伸びてきているけれど、ここでは依然として公立高校が受験生ほとんどの第一志望。私立高校は滑り止めという扱いである。 東京や神奈川では、中学受験を目指す人も多い。理由や事情はいろ

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 街や公園を歩いていて、木々から季節の移り変わりを感じると、「もし自分の庭に植えるのだとしたら、どういう木がいいか」など、とりとめのないことを考えてしまう。ポイントとしては、美しさや季節を感じるものに魅力を感じる。 咲く花の少ない冬は、ロウ

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 杉本淑彦『ナポレオン』(岩波新書、2018年)読了。18世紀末から19世紀初頭、フランス革命後に台頭し、軍人、政治家、そして皇帝にまでなった人物を、どう描くのかと思いきや、内容は意外とあっさりしていて、拍子抜けするほどだった。けれども、複雑に書こ

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 季節の変化を感じる要因はさまざまだけれど、本格的な春の訪れは、あちらこちらで咲き始める花からではないだろうか。トップバッターはウメとハナモモである。二月末から三月はじめにかけて、まだ風は冷たいものの、あちらこちらで紅、白、桃色の花が咲く。

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 政府の高官にいた人とか、大学などの著名な研究者とかいった人が、その職を退いたのち、発言が途端に過激になったり、信ぴょう性が低下したりすることがしばしば起きる。もちろん、立場上、自粛していたということもあるのだろうけど、他の要因として情報源

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 呉座勇一先生の本は、最初の『一揆の原理』(洋泉社、2012年)から読んでいて、『戦争の日本中世史』(新潮選書、2014年)、そしてベストセラーになった『応仁の乱』(中公新書、2016年)も、だいたい発売日近くに購入している。そういうわけで、『陰謀の日

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 明治末から昭和初期にかけて、全国的に民間資本による鉄道建設が相次いだ。路線には共通した特徴があって、ひとつは城下と周辺を結ぶ旧街道に沿っているということ。もうひとつは、沿線の終点もしくは途中に著名な寺社や温泉地があるということ。 街道に沿

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春の山登り
2018年03月13日21:39

 好天に恵まれた今日は、最高気温も19.3℃。四月中旬並みの気候となった。必要書類を届けたついでに、そこからほど近い山に登ってきた。 いつものことなのだけれど、登山の準備をするでもなく、何となく足を踏み入れてほどなく後悔した。それほど標高がある

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 森友学園をめぐる決裁文書の問題は、もともと朝日新聞によるスクープが発端だったと聞く。当初は、財務省が文書の書き換えを行うほどのことではないとする懐疑的な見方もあった。けれども、財務省がこれを認める姿勢に転換したことで、事態が大きく動いた。

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 東日本大震災からちょうど七年を迎える。 七年という時間は決して短くない。震災当時、まだ生まれていなかった子どもが、今春から小学生になる。記憶はなお、生々しいけれど、少しずつ過去の出来事として、私たちの意識も変化するだけの期間ではある。 そ

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 数日前から、体調が悪い。月曜日、確定申告の打ち合わせで税理士さんのところに行ったとき、すでに喉がいがらっぽくなっていた。火曜日、夜になって喉が痛くなる。水曜日、夜に頭痛、肩こり、眼の奥のだるさという、体調悪化のシグナルが一斉に出る。木曜日

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 先崎彰容『未完の西郷隆盛』(新潮選書、2017年)読了。この本のユニークなところは、西郷自身に触れることはほとんどなく、西郷が後世において「いかに語られたか」を主眼においているところだ。そして福沢諭吉、中江兆民、頭山満、橋本文三、江藤淳まで、

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 韓国と北朝鮮の南北首脳会談が、来月末にも行われる見通しとなったことについて、巷ではさまざまな反応がある。その立場は大まかにいって二つに分かれる。ひとつは、首脳会談の合意を高く評価するものであり、もうひとつは疑問視する見方である。 これにつ

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 関東に覇を唱えた戦国大名・後北条氏の当主のうち、四代目にあたる氏政の評価は、一般的にあまり高いものとはいえない。例えば、汁かけ飯の話がある。食事のとき、ご飯に汁を一度かけたけれど、少なかったのでもう一度かけなおした。それを見た父・氏康が、

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 今日は啓蟄。冬ごもりしていた虫たちが、はい出てくる頃といわれている。昨日までの暖かさで、すでに活動をはじめた虫たちもいるようだけれど、今日は少しひんやり。三寒四温とはよくいったもので、暖かくなったかと思うと寒さがぶり返す、そんな日が繰り返

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早春のハナモモ
2018年03月05日17:05

 確定申告は、深夜までかかったけれど、何とか朝までには必要資料をまとめることができた。毎年、面倒なことではあるのだけれど、一年間に自分がどういうお金の使い方をしているか、振り返る機会にもなるわけで、時間の無駄というわけではない。節税対策とか

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帰郷と確定申告
2018年03月04日21:42

 高松へ。明日朝までに確定申告を済ませないといけない。果たしてできるのか、というところ。横浜でやるつもりが、資料を忘れてきてしまったため。このうっかりさんめ。 横浜の最高気温は、20.1℃。四月下旬並みの陽気で、デパ地下をウロウロするだけでも汗

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 明治初年、四国最大の都市は徳島だった。1886(明治19)年の段階で、全国10位の人口を擁していた。この上位には、東京、大阪、京都、次いで名古屋、金沢、そして横浜、広島、神戸、仙台ときて、徳島となる。11位には和歌山も。 幕末・明治に入って急速に都

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季節は急に変化するもの
2018年03月02日20:53

 三月に入るや否や、気温が一気に上がり、昨日は横浜で最高気温20℃、今日も14℃を記録した。季節の変化は、少しずつ日ごとにというのではなく、突然にやって来る。そしてそれが急激であればあるほど、天候も荒れる。 東北地方では、大雪を伴う暴風に見舞わ

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