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日記一覧

沖縄知事選について
2018年09月30日21:55

 注目されていた沖縄知事選挙は、玉城デニー氏の当選が確実となっている。現状では、当確を出しているのは、朝日新聞など一部のメディアのみだけれども、他メディアでも出口調査で玉城氏の優勢が伝えられており、ほどなく当確が出されるものと思われる。 NH

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 そんなわけで(?)、1918年9月29日に憲政史上、初の「本格的」政党内閣である原敬・立憲政友会内閣が発足した。世界史的には、第一次世界大戦の最末期(11月に終結)に生まれたこの政権は、これから約二年間、原が現職のまま東京駅で暗殺されるまで、日本

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はじめての新書
2018年09月28日23:45

 初めて読んだ新書が何だったのか、いまとなっては思い出せない。ただ、高校生までは文庫を読むことはあっても、新書を読んでいた記憶もない。とすると、新書を手にするようになったのは、予備校生の頃だったということになる。 それで記憶しているのは、御

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百年前の出来事
2018年09月27日21:46

 いまから百年前の1918(大正7)年9月27日、立憲政友会総裁・原敬が宮中に参内、組閣の大命を受諾する。そして原は二日後(29日)に新政権を発足させ、これによって政友会を与党とする本格的政党内閣が誕生した。 私が子供の頃は、百年前はもちろん、十年前

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専門性と民意
2018年09月26日22:28

 貴乃花親方の角界引退など、ほかにも話題性の高いニュースがあったので何となく霞んでしまっているけれど、伊方原発の再稼働について、広島高裁が容認した報道。 四国で暮らす私にとっても、無関係ではないこの裁判なのだけれど、裁判所の判断はともかく、

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 細谷雄一『自主独立とは何か』後編(新潮選書、2018年)を読む。「前編」は刊行してすぐ購入したのだけれど、「後編」も同時に出ていたのに気づかず、九月になってから改めて買って読んだ。 前編が、敗戦から日本国憲法制定までなのに対して、後編は冷戦開

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お彼岸と中秋
2018年09月24日22:07

 今日は中秋。中秋とは旧暦八月十五日のことをいう。満月のことを「十五夜」というのは、旧暦の十五日がほぼ満月に当たるからだ。ただし例外もある。月の満ち欠けは必ずしも一定ではないため、旧暦十五日であっても、満月はその一日後、二日後ということはあ

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 「若者の酒離れ」を彼らの所得が低いことに関連づけるのは、少し違和感がある。なぜなら、日本がまだ貧しかった時代でも、多くの人たちは酒を飲み交わしていたからだ。「酒を飲まなければ生きていけないというものではない」のは、いまも昔も同じことで、そ

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 田端泰子『室町将軍の御台所』(吉川弘文館、2018年)を読む。武士の時代と考えられがちな日本中世だけれども、女性の存在も決して無視できない。近年は大河ドラマでも『おんな城主直虎』(2017年)が放映され、主人公の井伊直虎の活躍(それ自体がどこまで

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 昨日、雨が降るなか、横浜駅西口のダイエーに寄ってみたところ、「完全閉店」のノボリが何本も立っていた。「店舗内のショップがどこかなくなるのか」と思って店内に入ったところ、そのダイエー本体が近々(情報によれば9月末にも)、なくなるということが

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自民党総裁選あれこれ
2018年09月20日22:08

 自民党総裁選は、党内の選挙なので公職選挙法には抵触しない。そのため、選挙活動も国政選挙とは違ったやり方になる。それが相手陣営への露骨な干渉に映ることも少なくない。今回でいえば、閣僚の反主流派に圧力があったという報道がそれに当たる。 ただ、

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 なじみ深い著名人や同世代の人たちの訃報は、あまりよく知らなくても悲しく、ときにショックを受けることがある。そういう報道があると、「ご冥福をお祈りします」という言葉が、ネットなどでも溢れる。 もちろんそうした気持ちには共感するのだけれど、私

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 早島大祐『徳政令』(講談社現代新書、2018年)を読む。室町時代に頻発した徳政令をもとに、この時代の借金返済の観念、もっといえば信用関係の姿について描いた本である。 徳政令というのは、大まかに言って「借金帳消し」を政権が承認するものである。現

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敬老の日のこと
2018年09月17日18:44

 私が子供の頃、敬老の日になると毎年、祖母に市から招待状が来ていた。お城の広間で、演芸などを見物しながら、振舞われたお弁当などを味わうといった催しも行われていた。まだ高齢化の波が押し寄せる前のことである。 祖母はあまり外に出たがらない人だっ

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 秋の味覚といえばサンマ。今年は豊漁と言われていたけれど、北海道の地震が影響して、漁が滞っているとかいないとか。横浜のデパートでも、明日まで北海道物産展が開かれていて、連日、大勢の人たちがやって来ているそうだけれど、単に美味しいものが多いと

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 大河ドラマ「毛利元就」(1997年)は文字通り、中国の戦国大名・毛利元就の生涯を描いた作品である。永井路子『山霧』をベースに、内館牧子が脚本を手掛けた。 『山霧』が元就の正室・妙玖(法名、物語では美伊の方)を主人公にしているように、このドラマ

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ミステリ小説
2018年09月14日14:13

 円居挽さんの「ルヴォワール」四部作(『丸太町ルヴォワール』『烏丸ルヴォワール』『今出川ルヴォワール』『河原町ルヴォワール』)をここ数日で一気に読んだ。一作あたり300〜500ページくらいの分量だから、一気に読み切ったわけではない。ただ、展開がコ

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 スナック菓子の「カール」が東日本で販売しなくなったのは、少し前のことだけれど、いまから20年ほど前でも、「カール」のうすあじは東京であまり見かけることがなかった。 それを母に言ったら、荷物に入れてくれたのだけれど、「かさばるから、袋に穴開け

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二郎物語
2018年09月12日20:44

 学生時代、週一くらいで三田の二郎に通っていた時期があった。食費にあまりお金をかけたくない学生にとって、二郎は非常にコスパのよい食事といえる。なぜなら、午前中に食べて夜になっても、空腹を感じる気配がまるでないからだ。冷静に考えれば、これは単

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秋の訪れ
2018年09月11日19:18

 昨日、午後を中心に大雨を降らせた秋雨前線が太平洋側に抜けたことによって、横浜も秋の空気が入って、ぐっと涼しくなった。最高気温は25.1℃と、昨日と比べて4℃以上下がった。おまけに北東からの風が吹いて雲が広がりやすく、半袖では少し肌寒いくらいだ

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 デパートの物産展で、最も客入りが多くなるのが北海道展。北海道のデパートでは別かもしれないけれど、これは全国的に共通する特徴らしい。次に、九州・沖縄展。そして京都展と続く。 やはり、その地域ならではのインパクトがお客さんを惹きつけるものがあ

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震災と近代建築
2018年09月09日22:07

 地震というと、いまでは原発の是非みたいな議論が真っ先に出てくるけれど、少なくとも東日本大震災までは、建物の耐震性がその対象だったように思う。 都市の中心だけでなく、ベッドタウンにもタワーマンションが建ち並ぶようになると、当然のことながら耐

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 この話で思い出したのは、2011年の東日本大震災で、千葉のタンク火災について広がったチェーンメールである。そこに勤務している人からの情報として、有害物質が漂っている可能性があるという内容で、拡散を請うものだった。この頃は、多くの人たちがFacebo

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 明治維新は、近代国家の建設という「あるべき理想」に向かって邁進したという文脈で、これまで多く語られてきた。その立役者として、坂本龍馬や西郷隆盛らの活躍も描かれてきた。このような人物を介する、いわゆる「英雄史観」は、近代国家を自明の課題とす

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続く災害
2018年09月06日23:16

 本当にこれが中世だったら、間違いなく改元が行われているんじゃないかというくらい災害が続いている。強い勢力を保ったまま上陸した台風は、特に近畿地方に深い爪痕を残した。各地で停電、かなり復旧したものの、現在でもまだ作業は続いているようだ。 加

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九月の祭り
2018年09月05日21:53

 昨日は夜になって、関東地方でも強い風が吹き、未明には雷雨にも見舞われた。そういうわけで、例年ならば昨日から出店の並ぶ神社のお祭りも、自粛したのだろう。昨日はひっそりしていた。 そのぶん、台風一過で午後から晴れた今日は、お祭りの本番というこ

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 9月5日は、横浜駅東口近くの鎮守さん、平沼神社の例大祭で、3日夜から三日間、付近は祭囃子に包まれる。ただこの平沼神社は、水天宮、つまり水の神様で、祭りの期間は雨が降ると言われている。この頃は夏から秋の空気に変わる時期なので、雨が降りやすい。

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 内輪の話になるけれど、私が学生の頃、インターネットが急速に拡大していて、知人でもいわゆるホームページを運営している人たちが少なくなかった。私もその流れに乗ってホームページを立ち上げてみたものの、さて書くことがない。 そこで、予備校の講義を

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 1945年8月は、6日に広島に原爆が投下され、8日にソ連が日ソ中立条約を破棄して対日宣戦、9日に長崎にも原爆投下、ソ連の満州侵攻がはじまる。10日未明、事態を重く見た政府は御前会議において「国体の護持」を条件としてポツダム宣言を受け入れる旨を連合国

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防災の日
2018年09月01日22:48

 1923(大正12)年9月1日正午頃、神奈川・山梨・東京・千葉を中心として大きな地震があった。その揺れと災害を総称して、関東大震災と呼ぶ。 この震災では、火災による被害、犠牲者が多かったのが特徴とされる。地震の発生が、ちょうど昼食前の時間であった

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