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日記一覧

地域によって違う水道水
2017年01月31日15:52

 子どもの頃は、ミネラルウォーターなんて気の利いたものはなかったので、水といえば水道水だった。というか、ミネラルウォーターが出てきたときも、「ただの水にカネなんて払えるか」と思っていた。 というか、水がおいしいとかいう感覚も特になかった。水

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 就任早々、矢継ぎ早に大統領令にサインしまくるトランプ大統領に、全米はおろか、世界各国で困惑が広がっている。大統領選の時点で、アメリカに入国する難民には厳しい対応をすると表明していたけれども、メキシコ国境への壁建設に次いで、中東諸国の市民に

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 私は生粋の床屋派で、子どもの頃から、美容院には数えるほどしか行ったことがない。 床屋さん、理容師さんのお店は、ぐるぐる回る赤・青・白のライトが目印。これをサインポールという。この由来について、実は諸説あってはっきりしないのだけれど、もとも

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 鎌倉は、歩いて巡るといろいろな発見がある。先日、大船から北鎌倉を抜けて、亀ヶ谷切通しから鎌倉に入り、駅西口を右折、ひたすら西に向けて歩いて大仏切通しのトンネルを経て高徳院(鎌倉威大仏)、長谷に至り、そこから由比ガ浜の県道を東に、御成町商店

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 新幹線の車内から、富士山を眺めた。この日は強い冬型の気圧配置で、岐阜から滋賀にかけて大雪になっていたけれど、逆に太平洋岸はよく晴れていた。南側からみる富士山も、それは見事なものだった。 この富士山を題材に、ステンドグラスを作った友人がいる

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 率直にいって、理解に苦しむ判決である。倭寇による「略奪」の事実を証明するのは、事実上不可能である。なぜなら14世紀の出来事なのだから、立証しようがない。そしてそんな昔のことに対して「所有権」という近代法の概念を無理やり適用させようとすること

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 性別に関係なく、仕事や育児に参加できるというのは、女性の社会進出と背中合わせで、男性が活躍する新たな場もできるということだ。そういう意味で、千葉市の取り組みや市長の見解は当然のことと理解できる。 ただし、その「正しさ」ゆえに、たとえば男性

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ポピュリズムと大統領
2017年01月24日14:31

 アメリカで新しい大統領が就任したときは、一般的に「ハネムーン期間」といって、就任後100日間、ないし200日間、メディアは様子見として際立った批判を行わず、議会でも大統領が支持する法案が通りやすいとされてきた。もっとも、この「ハネムーン期間」は

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上皇、院政、治天の君
2017年01月23日11:37

 上皇は、譲位した元天皇であることに過ぎず、上皇だから必ず院政を行っていたわけではない。これは意外と知られていないし、私も学生の頃は分かっていなかった。恐らく教育現場でも、院政について深く掘り下げていないのではないか。 院政を行えるのは、天

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 私は冬でもそれほど着込むわけではないのだけれど、やはり雪が降るくらいの気温になると、ダウンなどが欲しくなる。街でもダウン姿の人たちがたくさんいるなかで、このところやたらと目にするのが、ダウンの肩下あたりについているワッペンである。 ひとつ

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鎌田醤油のこと
2017年01月21日08:22

 少し前に、卵かけご飯専用の醤油というものがヒット商品になった。いわゆるだし醤油で、卵かけご飯に合う味つけになっていたのだけれど、郷里の香川ではすでに、だし醤油が広く使われていたから、あまり店頭で見かけることがなかったように思う。 うどんば

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 いよいよ「トランプ大統領」が誕生する。アメリカでは、大統領選の翌年1月20日正午に、新しい大統領の任期が開始される。 就任式は、合衆国議事堂前で行われるのが慣例で、正午前からはじまる。最初に副大統領の宣誓が行われる。副大統領の任期も、厳密に

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 「結婚の常識」も、社会が変化するなかで多様化してきている。晩婚化とはいうけれど、実態としては20歳前後で結婚する人もいれば、40歳くらいで結婚する人たちも出てきたということで、それが同じ「結婚」といっても、一緒くたにできない事情もある。 再婚

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since 1995
2017年01月18日10:00

 私が阪神淡路大震災を経験したのが高校三年生。センター試験を終えて、高校に自己採点しに行く日の早朝に揺れがあった。郷里は、震度4程度で大きな被害はなかったけれど、そもそもそれだけ揺れた記憶はない。当然、目が覚めた。 私の日常生活において、少

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治安立法と統治機構
2017年01月17日09:20

 テロ対策や治安立法を新たに策定する場合、世論からは異なる二つの声があがる。 ひとつは、テロ対策そのものが「国家による自由の規制」を進めるものであるからこれに反対する、というもので、多くは左派、リベラルから警戒されやすい。 もうひとつは、テ

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 いわゆる「讃岐うどん」で使われているダシは、基本的にかつおだしでも昆布だしでもなく、いりこだしである。いりことは、イワシの煮干しであり、主に瀬戸内海沿岸で料理に使われてきた。 一般に、讃岐うどんといえばコシのある麺が特徴とされている。ただ

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兄の「冒険」逸話
2017年01月15日09:31

 私の兄も「冒険」する少年だった。まだ二歳くらいのとき、親の目を離したすきに三輪車で逃走し、大騒ぎになった。発見されたのは家から一キロ近く離れた山のふもとで、峠を攻めるがごとく坂道に向かっていたという。 小学生の頃もやらかしている。郊外に友

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 初詣は、私たちが神社と接する最も身近な機会といえる。しかし、お正月に大きな神社に人びとが押し寄せるという光景は、歴史的にみれば比較的新しい風習である。 明治から大正・昭和初期にかけて、全国的に鉄道建設が進められた。いまでこそ、交通手段はた

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 日韓関係がこじれると、双方のシンパが自らに都合のいい理屈を並べて論争を繰り広げるのが常なのだけれど、今回は少し様子が違っている。もちろん、過激な発言も多く見かけるのだけれど、これまで韓国側に同情的な立場を示してきた人たちが、いわゆる「少女

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 現職のオバマ大統領が引退演説を行い、その翌日に間もなく就任するトランプ次期大統領が記者会見を行った。異例の展開をみせた大統領選は、現代アメリカの「分極化」を十分、目の当たりにしてみせたが、それがどのような影響を与えるのかは、これからの政治

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時代の残照に思う
2017年01月11日09:26

 私が子どもの頃はまだ、明治生まれの人たちが健在で、「お年寄り」の代名詞みたいだった。NHK「みんなのうた」でも「コンピューターおばあちゃん」という曲の歌詞に「明治生まれのおばあちゃん」というのが入っている。お年寄りには違いないけれど、時代の

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 「マイナンバー」と聞くと、その導入や運用に否定的な声がよく聞かれる。その理由として最も多いのが、「情報漏洩の可能性」だろう。セキュリティを万全にしたとしても、システムはもちろん、人為的なミスで情報が外部に漏れてしまう懸念はなくならない。個

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 「厄年」といっても、その由来がどこにあるのかは分かっていない。平安時代からあるとされるのも、当時の文献に載っているからだ。 もっとも、平安時代は貴族たちが「物忌み」や「方違え」など、自らの吉凶や穢れにとても注意を払っていた。より正確にいう

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年賀状…
2017年01月08日15:10

 年賀状。何かと慌ただしい師走に、やたらと時間をとられる作業のひとつである。しかも元日に届くようにするにはクリスマスイブあたりまでに投函しないといけない。 そしてクリスマスが過ぎ、大晦日・正月が過ぎ、気づくと7日が過ぎている。年賀はがきだけ

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 慰安婦像設置問題における日韓関係を眺めていると、戦前の日中関係との類似に思い当たる。 戦前の日中関係は、中国における権益や領土について、日本が勢力を拡大していった流れと捉えることができる。しかし一方で、日本の権益確保については日中政府の合

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 正月から、河野有理『偽史の政治学』(白水社、2016年)を読んでいる。近代日本を対象とした政治思想史研究であって、内容はタイトルから受ける印象とは少し異なる。 このなかに明治期における「家族」のあり方について、当時の知識人がどう捉えていたのか

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駐日大使と日米関係
2017年01月05日11:20

 各国大使の人選は、その国が相手国に対してどういう姿勢で臨んでいるのか、理解できるひとつの目安になっている。たとえば戦後日本の駐米大使は、ほとんどが外務事務次官、すなわち外務省事務方のトップを務めた人が歴任している。一般的な省庁は、事務次官

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 都市部、地方に限らず、中心部に高層マンションが増える一方で、郊外のマイホーム需要はかつてほど高くない。むしろ、そうした住宅街ではいま高齢化の波が押し寄せてきており、リフォームどころか、空き家対策の必要が出てきている。 そういうなかで、住宅

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 「今期は〇〇がトレンドです」「今年のカラーはこの色」とか、まだ年が改まったばかりなのに、さっそく「トレンド」ができている。本当にそれは流行しているのか。店員さんが言う「トレンド」の根拠は何なのか。謎は深まるばかりである。 他方で、すでに流

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 昨年は、「働き方」が大いに話題となった。残業続きで体調を崩したり、場合によっては命を絶ったり、失ってしまったりする状況があるなかで、そのような環境をどう是正すべきかが問われてきている。 しかし、この改革は容易ではない。それは単に残業を減ら

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