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日記一覧

続・砂糖餅が食べたい
2015年01月31日19:30

 昨日の砂糖餅について。「餅は餅屋」ということで、市街地にあるお餅屋さんに行くと、ちゃんと売ってあった。何でも、餅をつく段階で砂糖を入れると、柔らかくなり過ぎるので作るのに手間がかかるのだとか。そういうわけで、砂糖餅はあまり作られないのだと

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砂糖餅が食べたい
2015年01月30日23:47

 郷里に、砂糖餅というものがある。文字通り、餅に砂糖が練りこまれたもので、板状に切って七輪やオーブンで焼いて食べる。普通の餅よりも膨れるのが早く、粘り気が強い。でも美味しい。 子どもの頃は、商店街に砂糖餅を売っているお店があって、母によく買

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 その昔、郷里の四国から本州に向かうには、フェリーや連絡船を利用するしかなかった。高速道路もなく、飛行場は規模が小さいためにジェット機は飛べなかった。飛行機で東京に行くにも、プロペラ機に搭乗して、伊丹空港で乗り換えなければならなかった。 た

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 児玉源太郎は、日露戦争における総参謀長であり、ロシアの大軍と対峙し、これを勝利させた名将というイメージが強い。司馬遼太郎の名著『坂の上の雲』でも、旅順の戦いにおいて作戦を指揮し、難攻不落の要塞を陥落させる一方、戦いが有利な段階で講和に持ち

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 北海道から九州の主に太平洋岸・瀬戸内海沿岸では、三月から四月上旬並みの暖かさになっている。東京で16.4℃(四月上旬)を記録したほか、仙台で11.8℃(四月上旬)、名古屋で13.6℃(三月中旬)、京都で13.0(三月中旬)、大阪で14.1℃(三月中旬)、神戸

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 国家は、自国民という理由だけで彼を保護する義務がある。もちろんこれは建前で、軍を派遣したり、多額の金銭を支払ったりできるわけではない。けれども建前であるからこそ、国家は人命救助のために必要な情報を収集し、交渉しようと動くのである。 国家や

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 トマ・ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)が世界的ベストセラーになっているように、貧富の差の拡大は現代社会において課題になりつつある。もっとも、「格差」というテーマは、多様な捉え方が可能であるために、議論になりやすい反面、万人が合意でき

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 ソメイヨシノが開花するのは、寒の戻りが収まる頃で、東北や日本海側、山沿いなどを除くと、だいたい三月下旬から四月上旬というのが一般的だ。もっとも、暖かい日が多ければ咲く時期が早まるかといえばそういうわけでもない。冬らしい寒さが続いたあと、ぐ

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 歴史的寺院や伝統的な街並みを保存する取り組みが、日本において本格化したのはそれほど昔ではない。それ以前は、たとえば寺社仏閣を権力者たちが保護したことはあっても、それは自らの権威の誇示や信仰ゆえのことだった。 豪華な意匠をこらした屋敷や、巨

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一般教書演説と外交方針
2015年01月22日13:26

 米国の一般教書演説は、大統領が議会に出向いてその年の施政方針を述べるものである。日本と違って米国では議院内閣制をとっていないので、大統領が議会に出席する機会は多くない。歴史的に、米国は議会に強い権限を与えており、大統領が君主のように振る舞

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 古代ローマの市民たちは、周辺諸国を旅していても安全が保障されていた。彼らのもつ市民権は、帝国がその生命・財産を守ることも含まれていたからである。近代国家においてもその原則は踏襲されている。すなわち、国家は外国においても自国民を保護する義務

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穏やかな大寒
2015年01月20日21:31

 今日は「大寒」。暦の上では、一年で最も寒い時期に当たる。節分を過ぎると「立春」。この二週間が真冬ということになる。 とはいえ、急に厳しい寒さとなった先月と比べると、今月は比較的穏やかな冬という感じがする。いつもそうとは限らないけれど、七月

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清新さと専門性
2015年01月19日12:33

 「新しさ」が好まれるのは住宅や家電だけではない。政治家もまたそのひとつである。若さや清新さがウリになるのは、政治家が老人だらけのカネと利権にまみれた汚い仕事だというイメージの裏返しなのだろう。 けれども政治家は議員になれば誰でも務まるもの

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 今回の民主党代表選は、先の総選挙を受けて行われたが、具体的には今年の統一地方選における「顔」を決めるものであった。最終的に、野党勢力の結集も視野に入れた細野氏と「自主再建」の岡田氏による一騎打ちとなり、岡田氏が新代表に選ばれた。 自民党の

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1995年を振り返って
2015年01月17日10:44

 今日から二日間は、センター試験が行われている。私がこれを受けたのはちょうど20年前。小雪の舞う寒い日だったのを覚えている。 試験を終えた翌々日の早朝だっただろうか。郷里では珍しいほどの揺れを感じた。それから起床して登校したのだけれど、朝のニ

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 「毛利元就」は、1997年に放映された大河ドラマである。中国地方の覇者、毛利元就の生涯を描いた作品であるが、戦国の世に生きる女性のたくましさを強調したホームドラマでもあった。こうした傾向は、その後の大河ドラマにも受け継がれていく。 このなかで

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1965年の国際情勢と沖縄
2015年01月15日22:14

 沖縄返還は、日米関係のみで語られることが多いけれど、いまから半世紀前の世界情勢、東アジア情勢をも踏まえないと、米国がなぜ沖縄にあれほどこだわったのかが理解できない。一年前の1964年は、東京オリンピックが開催され、東海道新幹線も開通している。

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戦後史とどう向き合うか
2015年01月14日22:10

 福永文夫『日本占領史』(中公新書、2014年)を読了。終戦からサンフランシスコ講和会議までの日本政府、沖縄、GHQ、アメリカ政府の状況を描いた一冊である。 私が学生だった頃は、日本戦後史は事実を単に網羅しただけの味気ないものだった。外国と国交回

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 フランス連続テロ事件の犠牲者を悼むデモについて、フランス内務省は少なくとも370万人がこれに参加したと発表している。日本では安保闘争(1960年)のときに国会がデモ隊によって包囲されたことがあったけれど、それでも規模は13〜33万人の間だった。その

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小正月と成人式
2015年01月12日22:54

 今日は各地で成人式が行われていたようで、駅周辺も晴れ着姿の集団があちこちで見られた。1999年までは1月15日が成人の日で、その由来は小正月と呼ばれるこの日、武家の子弟が大人の仲間入りを果たす元服の儀が行われていたからという。 いまでは馴染みが

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 フランス・パリの銃撃事件は、2015年のヨーロッパ社会の多難さを改めて認識させるものとなった。この事件は、「言論の自由」と差別・格差、そして宗教というさまざまな要因から、今後も語られることになるだろう。 ヨーロッパ社会の動揺がどのようなかたち

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高齢化時代の福祉政策
2015年01月10日12:24

 介護報酬や年金給付を引き下げる一方、消費税はさらに引き上げが予定されている。消費税は福祉の充実を目的にして税率を上げてきているのに、なぜ社会保障のサービスが低下するのかという不満の声は当然、出てくる。 実態としては、高齢化が進んだ結果、医

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長風呂で体質改善の冬
2015年01月09日15:20

 もう十年近く前になるのだけれど、体重を70kgから50kg以下まで落としたことがある。65kgが標準体重なので、50kg未満まで落としたのは明らかにやり過ぎだったのだけれど、秋にはじめて約一年のダイエット生活だった。 面倒くさいことは長続きしないのは、ダ

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風と鉄道
2015年01月08日22:13

 台風や大雪ならいざ知らず、強風で…と思うかもしれないけれど、風が列車の運行に影響が出ることはある。かくいう私も、一か月前に強風で列車がストップして一晩、電車で過ごすトラブルに遭遇した。 瀬戸大橋で風速25m/s以上を観測すると、列車の運転はス

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「未辛抱」 干支と株価
2015年01月07日09:34

 昨年は後半にかけて平均株価は大きく値上がりした。その理由は、日銀の金融緩和と円安も含まれる。けれども12月に入ってから、荒っぽい展開が続いている。この要因が急激な原油安だ。日本のみならず、世界の市場が影響を受けている。 原油価格がなぜ下落し

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 書店再編の波は、中小の本屋さんが淘汰されるだけでなく、大型店の統合というところまで進んでいる。先日、書店大手の丸善とジュンク堂が合併するというニュースも流れた。 書店を取り巻く環境は、二つの点で大きく変化してきている。ひとつは、本屋そのも

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 横浜のみなとみらい地区では、歩道とは別に路側帯に自転車用のスペースを示すラインが引かれてあった。このあたりは日中、歩行者の多い場所である。自転車はあくまで車道の左端というルールを徹底させようとしている。そういえば、横断歩道の隣にあった自転

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箱根駅伝
2015年01月04日01:10

 毎年、正月二日と三日は、箱根駅伝のコースが近いために、ランナーが近づくにつれてヘリコプターが周囲を飛び回り、沿道にも人が一時的にぐっと増える。観戦もしたことがあるけれど、ランナーの足は自転車並みなので、あっという間に視界から消えてしまう。

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 新年にあたって発表された天皇陛下の「お言葉」の中身が話題にのぼっている。過去の災害に言及され、それを防ぐことの大切さに触れられたあと、七十年前のことを話されている。それも太平洋戦争だけでなく、「満州事変に始まるこの戦争」という表現をされて

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 歴史とは、過去の出来事の集積である以上、その事実が根底から覆ることは考えにくい。古代ローマやモンゴルが巨大な帝国を築き上げたことは確かだし、徳川家康が開いた江戸幕府が明治維新とともに滅びたことも変わらない。 けれども、実際のところは歴史に

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