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日記一覧

転勤について
2018年04月30日13:31

 大企業に勤めている人たちのなかで、特に総合職は数年ごとに転勤がある。私が接することの多い銀行や証券会社勤務の人も、ようやく慣れたかなと思った頃に異動になってしまう。友人のなかにも、海外勤務で世界各地の都市で暮らしている。 こうした慣習は昔

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 初夏の夕暮れが好きだ。銭湯が昼過ぎから営業をはじめ、商店街はさまざまな人たちが行き交う。昔ながらの蕎麦屋では、早くもビールを飲んでいるお客がいて、近くの喫茶店には老若男女、いろんな客層がそれぞれのテーブルで談笑している。肉屋さんからは揚げ

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コンタクトの新調と老眼
2018年04月28日14:01

 右眼の奥にだるさを感じ、そのうちそれが肩こりとなり、やがてずーんと重い頭痛に変わる。そういう症状が、数年前から起きるようになった。いろいろ原因を考えてみたけれど、結局のところは老眼の進行と結論づけられる。こうなる場合は、だいたいパソコンや

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南北首脳会談と共同宣言
2018年04月27日21:38

 第二次世界大戦以降続いてきた朝鮮半島の分断にとって、今日がその解消、解決の第一歩になるのかどうか。南北首脳会談は、映像で見る限り、両国の友好を内外に示す儀式的なものだったのかもしれない。 これは合意文書にも言える。共同宣言(板門店宣言)で

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南北首脳会談を控えて
2018年04月26日21:39

 明日は韓国と北朝鮮による南北首脳会談が開催される予定である。朝鮮半島の分断以来、半世紀以上の対立と反目の時代を経てきたものが、ひとつのピリオドを打つ可能性もあり、その成果は注目に値する。 もちろん、北朝鮮の非核化については、来月下旬にも開

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 筒井清忠編『明治史講義【人物篇】』(ちくま新書、2018年)を読んだので、姉妹編である、小林和幸編『明治史講義【テーマ篇】』(ちくま新書、2018年)も読んでいるのだけれど、これもなかなか濃密で時間がかかっている。歴史として扱われる時代というのは

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 戦前の軍部と、その骨格を形づくった山県有朋は、長く悪役、悪者という扱いを受けてきた。昭和初期における軍部の恣意的振る舞いと、その結果もたらされた敗戦の記憶がそれを支えてきたのは言うまでもない。加えて、そうした軍部の行動に根拠を与えるものと

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将棋のこと
2018年04月23日21:45

 昨日、小学生と将棋をして、完膚なきまでに敗北してしまった。もともと駒の動かし方ですら怪しい私が勝てるわけないのだけれど、それでも指すところ、必ず返されてあっという間に王手。 子どもの頃、将棋盤や入門の本はあったけれど、相手がおらず、そのま

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 ソメイヨシノの時期が過ぎると、新緑の季節がやって来る。それまで枯れ野みたいだった山が一気に賑やかになる。日ごとに変化が感じられるほどで、真夏の入道雲みたいな力強さがある。 花はどうだろう。足もとをみれば牡丹(ボタン)。中国では「花の王」と

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 移動の時間というのは、文章を書いたり、本を読んだりできる人もいるのだけれど、私はずっと車窓を眺めてしまって、せっかく持ってきた文庫や新書も読まず仕舞いなんてことがよくある。いつも見慣れた光景であっても、逆にそれだからこそゆっくり眺めていら

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百貨店離れの実態
2018年04月20日22:03

 横浜へ。駅前には高島屋とそごうがあって、全国的にみても両店ともに売り上げはトップレベルだ。横浜には、周辺にもデパートがあるけれど、そこは地下の食料品店以外、お客さんは多くない。 ただこうした百貨店離れの現象は、日本に限らず、欧米でも起きて

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栗林公園のニシキゴイ
2018年04月19日08:55

 栗林公園とは、もともと高松藩藩主の別邸として整備された大名庭園である。市街地からもほど近く、背後に小高い山(紫雲山)があるために、実際よりも奥行きが感じられる。昔はここに動物園や市立美術館もあって、子どもの頃はよく足を運んだものだったけれ

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 近所に病院で働く人たちのための保育所ができて数年。毎年、四月になると朝から幼児の泣き声が響き渡る。春から保育園や幼稚園に通うようになる子どもたちにとって、それは生まれてからずっと一緒だったお母さんとの、つかの間の、けれども初めての別離とな

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 戦前の軍部というと、常に強権を振るっていたイメージがあるけれど、第一次世界大戦後、国際的に軍縮の風潮が広がった時代は、かなり肩身の狭い思いをしていた。確かに日清戦争と日露戦争の勝利は、その立役者としての軍部の地位や発言力を大いに高めた。そ

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 世の中の変化は早いというのは、決まり文句のようだけれど、一方で停滞しているといっていいようなこともある。 いわゆる「働き方改革」なるものは、前提として労働生産性の向上を目的としているけれど、その骨子は十年前にも議論されていて、この日記でも

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 昨日に続いて地元ネタ。香川県がうどんをアイデンティティとするようになったのは、せいぜい二十年くらい。もともとうどんをよく食べる土地柄ではあったけれど、「讃岐うどん」というように、外に向けて発信するようになったのは、大阪万博がきっかけとされ

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地元の出来事
2018年04月14日12:30

 「へぇ〜」っと思って眺めていたら、地元だったでござる。 国道沿いの中心部にある駐車場で、日中は人通りも多く、さぞ混乱したに違いない。2000リットルの水と消火剤ということだけれど、ビルが隣接した場所なので、相応の防火設備だったということだろう

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 医師になるためには、大学の医学部を卒業して、医師国家試験にも合格しなければならない。医学部に入るだけでも難関で、そこから六年間を大学で、さらに医師の資格を得ても、研修や博士号取得など、そこから先も厳しい道が待っている。 それでも医学部人気

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 上等な靴は手入れも小まめに行えば、長く使うこともできるし、服装との相性がよければ見た目もずっとよくなる。「おしゃれは足もとから」とはよく言ったもので、そうしたこだわりは大切だと思う。 一方で、歩くためという機能を一部犠牲にして、ファッショ

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 ぐっと引き込まれる小説だった。昭和が終わった1989年1月に、念願の東ドイツへと音楽留学にやって来た主人公は、そこでさまざまな才能に出会う。一方で、東欧革命の荒波はすぐそこまで押し寄せていた。激動の時代をバックグラウンドとしながら、人と社会の

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 30年前の今日(1988年4月10日)、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋(児島・坂出ルート)が開通した。瀬戸内海をまたいで、岡山と香川を結び、当時は「夢の懸け橋」とも称された。いわゆる本四架橋はこのほかにも、淡路島を経由する明石海峡大橋・大鳴門橋(神戸・

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花まつり
2018年04月09日23:28

 昨日は灌仏会、いわゆる「花まつり」だった。四月八日は釈迦の誕生日といわれ、その日にちなむ仏教行事が各寺院などで営まれる。ただもともとは旧暦で祝われていたようで、いまの暦で祝われることが多くなるのは明治以降、「花まつり」の呼称もちょうどこの

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歩くことと風景
2018年04月08日23:49

 先日から、とにかく歩くことにしているのだけれど、いつもの悪い癖でその距離が延び、20〜25km、3万歩というのを続けていたら、さすがに両足が筋肉痛で今日は休養することにした。歩数はともかく、歩くコースもマンネリとなるところがつらい。これは自転車

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 郷里でも、外国人観光客の数が激増といってもいいくらいになった。そもそも東京や大阪といった大都市でもなく、京都や鎌倉のような風情もないところに、なぜ海外からわざわざやって来るのか、率直にいって疑問である。 食事にしても、味が合うのか。うどん

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 與那覇潤先生の「歴史学者廃業記 歴史喪失の時代」というコラムを読んだ。與那覇先生は、日本近現代史がご専門で、一般向けに書かれた『中国化する日本』(文春文庫)は論壇でもずいぶんと話題になったものだった。単行本として刊行したのが2011年の秋であ

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 JR岡山駅は、中国・四国地方の玄関口という立地から、都市の規模としてはより大きい広島駅よりも、多くの乗り入れ路線を抱えている。山陽新幹線のほか、山陽本線、津山線、吉備線、伯備線、赤穂線、宇野線、そして瀬戸大橋線がある。 このうち、幹線の山陽

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初夏の陽気と歩き
2018年04月04日21:15

 郷里では、昨日の最高気温が25℃、そして今日が26.8℃と、連続して夏日が続いた。五月下旬から六月上旬頃の陽気で、春とは思えないほどの暖かさ、むしろ暑さといったほうがいいか。 三月下旬に咲き始めたソメイヨシノも、その頃から急に暖かくなったことか

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ライトミステリを読む
2018年04月03日14:17

 三月は、買ってあった歴史の新書や選書が思ったよりも早く読めたので、残りを小説に充てる読書となった。硬い本を読む合間の息抜きとして小説を読むというのは、活字中毒の最たるものなのだけれど、手に取るものはだいたいライトミステリみたいなものが多い

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 横浜のみなとみらい…といっても、横浜駅東口近くで建設中だった小学校が、新年度を機に今日からスタートするそうだ。小学校としては十年という期限付なのが興味深い。 みなとみらい地区は、2000年代からタワーマンションが相次いで建ち、その結果、学区の

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 今日、「ポケモンGO」でやたらとヤドンが出てくると思っていたけど、郷里が「ヤドン県」になったからなわけだ。エイプリルフールに企業やメディア、最近では官公庁でもちょっとした細工をするようになって久しいけれど、いろいろ考えるものだなと感心する。

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