山部駅から一駅戻り、布部駅へ。
この駅は「北の国から」始まりの駅として観光地でもある。
こじんまりとした小さな駅舎の前に、駅前には原作者倉本聰直筆の「北の国から」を記念した看板がある。
駅構内は広い。
現在は元幹線らしく広くて長いホームと1線だけの1面1線の駅だが、かつては交換駅だったようで、さらに多く側線がある。
おそらくこれはこの駅が「北の国から」の舞台、麓郷からの木材輸送が行われていた名残なのだろう。
当時はこの駅から麓郷まで森林鉄道も接続していたのである。
現在の駅利用者は2人程度。
駅前は小集落で商店がある程度の町である。
「北の国から」では五郎と2人の小さな子供がこの駅で降り立ったように、麓郷の最寄り駅となるが、それでも距離的には12キロ離れていて、歩くには厳しい距離ではある。
7時24分、下り東鹿越行の単行デイーゼルカーが到着。
「北の国から」のファンなのか数人が乗り降りしていた。
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