久留里駅から廃線危機区間へ。
久留里駅から終点の上総亀山駅まで輸送密度はわずか55人。
廃止された岩泉線レベルになっている区間である。
16時50分の列車も3時間ぶりの列車である。
もっとも昼間は本数は少ないが夕方以降はほぼ1時間に1本、久留里駅発最終21時40分まで運行されており、9往復は輸送密度の割には多いともいえる。
まずは平山駅を通り過ぎて、上総松丘駅へ。
上総松丘駅は旧駅舎は1990年に放火にあい、木造のログハウス風の駅舎に建て替えられている。
1日の利用者が50人程度の駅にこんな立派な駅舎は意外でもあるが、地元の負担だろうか。
あとハイキング帰りの団体がやってきたので、ハイキングコースでもあるのかもしれない。
駅構内は旧国鉄方の2面3線だったようだが、現在はホーム1本1線の駅。
駅周辺は民家しかないが、しばらく歩くと、商店などのある小集落がある。
地元の地図では松丘小学校などもあったようだが、現在は校舎は残っているものの閉校になっているようだ。
千葉県君津市という首都圏でもこのあたりは過疎化少子化で小学校などの統合は進んでいるようだ。
このあたりも高速バスの停留所はあるが、君津市内の利用はできない。
千葉や東京に出るのは便利だろうが、久留里や君津に出るための公共交通機関は久留里線だけのようだ。
駅に戻り、17時21分の上り木更津駅行の列車に乗る。
ハイキング帰りらしき人も多く乗っていた。
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