福島駅に戻ってきたが、まだ日は高い。
「土日きっぷ」は阿武隈急行線も乗車できるので、昨日駅前を通過した保原駅へ往復してみることにする。
阿武隈急行線に乗車するのも久しぶりである。
福島駅では福島交通の乗り場でホームを1線ずつ福島交通飯坂線と分け合っている。
これは阿武隈急行線の大株主が福島交通だからであり、いわば福島交通の子会社だからでもある。
阿武隈急行の電車は3セクされた昭和末期の車両が現役。
当時の国鉄の車両に準じた鉄製の車両で、社内も旧国鉄の電車に似ている。
どことなる懐かしい感じではある。
阿武隈急行線はもとは東北本線のバイパス線として建設された経緯からしばらくJR東北本線の線路を走る。
東北本線と分岐したところにある卸町駅までは福島駅から6キロもある。
本当ならこの間にも駅を何駅か設置したいところだろう。
福島駅から約20分で保原駅。
阿武隈急行線の福島側の主要駅。
駅舎は今は桑折町にある旧伊達郡役所を模したもので、「東北の駅100選」の駅。
もともと旧伊達郡役所は保原にあったから、という理由らしいが、移転した建物を模するのもどうかとは思う。
駅舎内は待合室なども整備され居心地のいい駅ではある。
有人駅で1日の利用者は約500人ほど。
旧保原町に伊達市役所が設置されたことから、伊達市の代表的とされる。
ただ、駅は旧保原町の中心部からはやや離れており、駅前は広々としている。
駅構内は島式ホームの1面2線。
高台にあり、町の景色が見える。
30分ほどで折り返して福島駅へ戻った。
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