次は伊達駅。
18時23分着。
この駅は昭和14年に建てられた木造の立派な駅舎である。
伊達政宗の伊達家発祥の地である旧伊達町、現在は伊達市の代表駅として武家風の木造駅舎になっており、「東北の駅100選」にも選出されている。
駅構内は旧国鉄型の2面3線の駅だったと思われるが、今は一番外側のホームが閉鎖されて、2面2線の駅となっている。
1日の利用者は約1000人弱、業務委託駅である。
駅前広場もあり、かつてはこの駅前まで福島交通の路面電車が乗り入れていた。
またその路面電車が飯坂温泉まで通じており、飯坂温泉への最寄駅としての機能も果たしていた。
現在は飯坂温泉へは福島交通の電車がメインルートになり、伊達と飯坂温泉間の路面電車は廃止され、バスが1日3本程度運行されている。
18時49分、先ほどの電車が藤田駅で折り返して戻ってきた。
この電車で福島駅へ。
福島駅から唯一残る福島交通線の電車で今晩の泊りは飯坂温泉。
有名な温泉地だが、夜となると繁華街などはなく、さびしいものである。
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