朝5時起きで出発。
何しろ福塩線のローカル区間は1日5本、朝晩しかないので、早朝から出発するしかないのである。
まずは府中市街から上下方面へ向かう。
道路のメインルートはダムのある福塩線沿線と離れて県道24号線。
途中に小さな集落が点在し、そこそこ人も住んでいるようだ。
現在はこの区間は1日5本程度のバスの府中〜上下間を結んでいるようだ。
まずは備後矢野駅へ。
風情のある昭和以来の駅舎が健在である。
駅前は数軒の民家が並んでいる小集落。
1日の利用者は5人ほど。
5時53分、三次駅行きの単行デイーゼルカーが到着。
乗降客はないとして、乗客も0かと思ったが、どこへ向かうのか数人の地元の人らしい乗客が乗っていた。
再度昼時間に備後矢野駅へ戻ってきた。
この備後矢野駅は今では利用者はほとんどいないようだが、かつては近くの矢野温泉への最寄駅としてにぎわったようだ。
駅舎の中には旅館の広告看板もあった。
現在はびんご矢野食堂がこの駅舎で営業している。
この駅の利用者からして商売になるのかと思ったが、結構人気があるようで、昼時ではあったが店内のテーブル5卓は満席。
名物は福塩線にひっかけた「復縁うどん」で紅白のもちをつかった力うどん。
これを注文した。
値段も安く、店員さんにそれを言ったら、「ボランティアです」と笑っていた。
矢野温泉にも行ってみたが、コロナの関係か2軒ほどのホテルは廃業しており、矢野温泉そのものが今は無くなってしまったようだ。
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