白地温泉に一泊して、レンタカーで祖谷谷に向けてスタートする。
まずは祖谷口駅へ。
祖谷口駅は懐かしい駅である。
中学卒業時の春休みに初めて四国周遊券をつかって長期間の1人旅をしたが、その際にこの駅で下車した。
祖谷方面へのバスは阿波池田駅からだが、少しでもバス代を浮かすためにこの駅でバスに乗り換えたのである。
そのバスはなんとボンネットバス、しかも車掌さんが乗っていて、きっぷをその車掌さんから購入することになっていて、ワンマンバスしか知らない私には驚きのカルチャーショックだった。
駅は祖谷方面への県道から少し上がった場所にある。
当時の記憶とはずいぶん違う。
無人駅であり、駅舎は簡素な待合室のみ。
確か当時は駅員のいる駅舎があった記憶があるが、建て替えられたのだろうか。
ホームは1本、がけにへばりついているような駅。
この駅から見ても、かなり高い山の中腹などに民家が見えて、あのあたりに住んでいる人で車のない人はどうするんだろう、と思わせる。
下りのワンマン単行デイーゼルカーが到着。
40年前は4両編成くらいの客車列車だったのだが、これも時代の流れである。
その祖谷の中心に向かったがこの県道の貧弱なこと。
よくボンネットバスがこの道を通れたものだと感心する。
現在はこの祖谷口駅から祖谷方面への路線バスは廃止されてしまったが。
かずら橋周辺は道路や観光センターが整備されて見違えるようになっていた。
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