名古屋行きの電車は伊勢鉄道との合流駅河原田駅、さらに四日市駅を通りすぎる。
まだ日が高いので四日市駅の隣の富田浜駅で降りる。
富田浜駅は交換駅で対面ホームの2面2線の駅。
ちょうど乗ってきた名古屋行の普通電車と快速「みえ」が通過して交換していた。
1日の乗客数は約200人。
昭和45年には無人化された駅で、当時からあまり利用者はいなかったのかもしれない。
ただ、意外なことに国鉄時代からの駅舎は健在。
JR東海は無人駅となるとそっけない待合室のような駅舎になってしまうので、何か理由があるのだろうか。
駅前は住宅街。
駅前広場などはなく、生活道路があるだけである。
隣の富田駅までその生活道路を歩いていく。
途中、樹齢700年、伊勢湾の漁船の目印になっていたという富田の一本松があった。
昭和35年の伊勢湾台風で倒れてしまったそうで、今の松の木は2代目だそうである。
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