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2022年06月11日17:29

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休憩としての企画考察、その5

 マニア風俗とマニア雑誌の戦後史について誰かが書いてくれないだろうか、と、考え続けていた。筆者の記憶は、せいぜいが昭和五十年ぐらいからなのだ。エロ雑誌にかかわったのも、そのぐらいだった。戦後史と呼ぶには歴史が浅い。もちろん、五十年代の頃には、その前の歴史を知る人がたくさんいたので話は聞いて来たつもりだった。しかし、何しろ、混乱の時代だったものだから、それぞれの人の記憶の辻褄は合っていなかった。SМクラブの一号店という話も、自分のところが、と、そう言う人が複数いた。秘密クラブ、個人サークルにいたっては、もう、辻褄の合うような話のほうが少なかった。
 その辺りの事情について、丹念に調査報告してくれる人が出てくれないものだろうか、と、期待していたのだが、どうやら無理なようだ。
 しかし、これを逆に考えるなら、誰もやらないなら、筆者がそれをやって間違っていても、どうせ検証されないなら、それでいいということにもなる。
 筆者が嘘を書くのではない、筆者に嘘を言った人の話をそのまま信じて筆者が書くだけなのだ。どうせ、筆者は三文の書き手でしかない。自分の書くものに価値を求めているわけではないのだから、嘘でも間違いでもいいように思うのだ。
 それでも、まだ、関係者がいるので、不味いこともあるなら、いっそ、日本のようで日本でない、と、架空の話にしてはどうだろうか。ファンタジー小説としての、日本のマニア性風俗の歴史、と、そんな企画。それはそれで面白いようにも思うだが、はたして、どうだろうか。
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