聖高原駅の次は5分で隣駅の坂北駅で降りる。
11時57分。
聖高原駅は麻績村の駅だったが、坂北駅は再度冠着駅と同じ筑北村に戻る。
もっともここは旧坂北村の代表駅であり、冠着駅のある坂井村と合併して筑北村になったからでもある。
駅は旧国鉄型の2面3線の駅。
駅舎もきれいにリフォームされている。
1日の利用者は120人程度なので、駅舎は取り壊されて簡素な待合室駅舎に建て替えられてもおかしくないが、そこは元坂北村の代表駅だったことを考慮したのだろうか。
駅近くに旧青柳宿があるので行ってみる。
駅周辺は市街地らしくものもなく、民家が点在しているだけだが、旧青柳宿のあたりは細い道に両側に民家が立っていて、旧宿場町の街並みを偲ばせる。
坂にある宿場町なので、ここでは用水路が段々となっているのが特色。
さらに上っていくと城跡もあり、個々を本拠とした地頭・国人もいたようだ。
現在は廃墟のようなお寺があるだけ。
武士の屋敷があったとされる城の周囲は畑だけだ。
旧青柳宿の入り口とされた切通。
ここでUターンして坂北駅へ戻り、松本方面への電車に乗る。
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