瀬越駅の次は舎熊駅へ。
舎熊駅は国鉄時代は礼受駅とともに、留萌増毛間では数少ない一般駅であった。
一般駅とは貨物を扱い駅舎があり、駅長にいる駅のことである。
鉄道がメインの輸送時代は駅長は郵便局長などと同じく、「町の顔」であった。
北海道新聞の記事のスケッチから旧舎熊駅舎
かつてはやはり国鉄型の2面3線の駅だったそうだが、今ではホーム1本1線の貨車駅になってしまい当時の面影はまったく感じられない。
「シャ・クマ」とはアイヌ語で柵のことで、魚を干す柵のことを意味するそうである。
それでもさすがにかつては一般駅があっただけあって、駅周辺には郵便局などもあるそれなりの集落を形成している。
JR発足時の1992年では乗降客数14人、2015年には1名以下になってしまったが、バスを利用しているのだろうか。
17時22分、瀬越駅で見送った増毛行の単行が到着。
下校時の通学生には便利と思われる列車だが瀬越駅と異なり乗降客は1人もいなかった。
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