北星駅から次は紋穂内駅へ。
国道に出て美深市街地を通り過ぎる。
美深町には宗谷本線の駅は6駅あるが、今回半分の3駅(南美深、紋穂内、豊清水)が廃止になった。
かつて、「日本一のローカル線」と言われた美幸線廃止のときは当時の美深町長は強硬に廃止に反対したものだが、今回はあっさりしたものである。
国道の西里という集落をわき道に入り、天塩川を渡ると民家が点在。
西里集落にはかつて小学校があったようだが、今は閉校して「伝承館」になっている。
その集落と川を隔てたところから少し入ったところに紋穂内駅はある。
紋穂内駅は明治44年、宗谷本線が開通したときからの駅。
当時は人口がそれなりにいたのだろう。
今は駅前には家1軒もない。
駅舎もかつては一般駅だったので立派な駅舎があったと思うが、今は貨車駅。
中年の2組の男女がやってきた。
どこから来たのかと思ったが、近くに倉庫のような建物があったがそれが宿泊施設のようで、ここに宿泊したのだろう。
この駅から列車に乗るとはなかなかツウである。
8時11分、名寄行の単行が到着。
普段は利用者0人の駅だがこの日に限ればとりあえず利用者は4人だ。
最後の日は地元の人40人が最終列車を見送ったそうなので、紋穂内にも人が住んでいるようだ。
ちなみに紋穂内駅から国道にでたところに道の駅と美深温泉がある。
美深温泉はなかなかの設備の温泉だった。
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