本厚木に一泊したあと、ひさしぶりに小田急特急「あさぎり」、今は「ふじさん」に乗ることにした。
「あさぎり」に乗るのは、小田急RSEとJR東海371系の引退した2012年以来9年ぶりである。
本厚木駅9時11分発、「ふじさん11号」に乗る。
かつて「あさぎり」は沼津まで直通だったが、今は御殿場止まり。
1日4往復だったのが今は3往復、ただし土休日は1往復増発され、この11号は土日運転の列車である。
ただでさえ乗車率の悪い「ふじさん」に加えてコロナ禍とあって、乗客は1両に数人でガラガラ。
このままではいずれ「ふじさん」も廃止になりかねない状況だ。
松田駅から御殿場線に入る。
この区間は快速列車にでもした方がいいと思う。
それでも足柄駅付近からは正面に雄大な富士山が見え始め、「ふじさん」の名前にふさわしい車窓になった。
10時19分、御殿場駅に到着。
接続して10時28分の沼津駅行の2両編成の電車が発車していった。
御殿場駅は御殿場市の代表駅。
駅のホームからは富士山が見え、富士山の登山口として栄えた町だけある。
1日の利用者は約5,000人弱。
本線ではなく支線の駅にいては多いように思える。
対東京では東名高速のマイカーや高速バスに「ふじさん」は苦戦中だが、地元客の利用が多いのだろうか。
駅前にはホテルや富士が見える商店街。
さらにはかつて御殿場線が東海道本線時代に山越えしていたSLも保存されている。
30分ほどの駅周辺をまわって、10時57分の沼津行に乗る。
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