Go To EATのランチタイムはすでにクーポン無双状態に入り、いい感じで回っているが、ディナータイムはほとんどが居酒屋系か焼肉系
酒を飲めないし、焼肉を鉄板に乗せるタイミングを知らないおいらは、まるでGo To ダメ男なので、この際、毎日1000円ずつ振り込んでいただけるとありがたい。そういえば、飲み放題宴会の度に割り勘負けを続けている。
《富山5》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977183557&owner_id=8666179
自称・日本一の景観スタバでゆったりとした時間を堪能し、いよいよGo To 富山ラストミッション、禁断の『富山県美術館』
すでにガラス美術館では駆け抜ける美術館妻を主役で演じ切り、それでも哀しい顔をしていたであろう連れの旦那(←おいら)に気を遣い、図書館で時間つぶしをしていた経験を持つ。
はなはだ心苦しい誘いだし、初めて訪館する美術館でもないので、無理にとは考えない。
ダメもとで声を掛けてみた。
「まだ新幹線まで時間あるけど、どうする?美術館行ってみる?」
「あっ、おとうさん(←おいら)行ってきていいよ
あたしは公園にしばらくいるから大丈夫
」
ありがたい忖度ではあるが、これがつらい。相手を待たせての美術鑑賞なんて、15分が限度。
涙目で佇んでいると、さらに重ねて、
「1時間ぐらい、行ってていいよ
その辺、散歩してくるから
」
LIMIT60
本音を言えば最低120は必要な場所だけど、こればかりは仕方がない。
素直に感謝して、いざミュージアム
『TADのベスト版コレクション+あなたならどう見る?』(富山県美術館)
スマホのタイマーを14時10分に合わせ、とりあえず50分。
展示室は全部で2フロア7室と、かなり広い。
冒頭の李禹煥から、ボロック、ステラ、デュビュッフェと現代アートの珠玉が続く。
これはまいった。時計を観ながら、作品を鑑賞し、さらにキャプションを読み解くルーティン。いつものような2回転も許されない。
深いインスタレ―ションとともにクレイの代表作。
コレクションは和ものとなって、〇い吉原治良に前田寛治、そして若かりし大竹伸朗と草間彌生。
Yではない横尾忠則は父・母、そして少年時代の本人が描かれる。
下に大理石の目をした舟越桂。
企画展は題して『あなたならどう見る?』
どう見るも何も、時計とのにらめっこ。それでも、いくつかの参加型インスタレ―ションに腰を落ち着けて、タイムショックな終盤を迎えることに気が付いていない自分がいた。
4つほどの展示室を終えて、次のフロアへ上がる時点で、40分が経過している。
待ち合わせ場所への移動時間を鑑みれば、残り10分で1フロア3つの展示室。
走れ、オスカー
走ろうと思った矢先、目の前にマグリット
逢いたかったよ、マグリット
このブーツに3分を費やして、あと7分。再び走れ、オスカー
リートフェルトやアールトのイスたちが、腰かけていかないか?と、誘いをかけてくる。
後ろ髪をひかれながら、猛スピードで遺されたコレクションを一気見。
富山の美術館の思い出は汗
これしかない。
無残にもスマホのタイマーが2度目のアラーム時間を告げて、約束の14時20分まであと5分
LINE電話でワイフさんにつなぐと、向こうから息を切らした言葉が伝わった。
「ごめん、あと15分ぐらい待ってて
」
きっと一人、地ビール片手に公園の芝生にでも寝込んでいるのだろう。
「あれ、どこにいるの?」
「今、環水公園の外周をウォーキングしていて、あと1kmぐらいある
」
聞くと外周4〜5kmほどのランニングコースを、いきなり歩き出してゴールまであと1km程度。大したものだ。彼女にとっても、富山の記憶は汗
になる。
お陰様で待ち合わせ時間は20分延長され、最初のフロアでコレクションを再見、さらに美術館名物のインスタレ―ションもゆったりと鑑賞できた。
3年前に来たときは親子仲良く並んでいた白熊が、悲しくもディスタンスを取っていた。
長躯5kmのウォーキングを終えたワイフさんも、無料入場できる『オノマトペの屋上』へ上がり、突き抜けてきた雄大なる立山連峰に見入っていた。
さて、Go To 長野+富山の無事を感謝して、日枝神社に御礼を告げて、レンタカーを返却して帰路につく。
旅行の行きかえりには必須のルーティン。
たとえ、御朱印があれでも感謝を尽くすべし。
(了)
GoTo 割引上限引き下げ相次ぐ
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