今日最後の訪問駅は中山宿駅。
今日の一番の目当ての駅でもある。
15時55分、簡素な待合室とホームの中山宿駅に降りる。
この駅は1997年までスイッチバック駅だったが、駅をここに移転して、スイッチバックの駅は廃止されている。
スイッチバック駅跡は、この駅から1キロほど離れている。
駅から歩いていくと結構民家は多い。
てっきり山の中の「秘境駅」と思ったが、これは意外。
もっとも利用者は2004年で約10人、今は数人のようだ。
民家の並ぶ細い道を歩いていくと、旧街道の少し広い道に出る。
駅名のとおり、ここはもと宿場町だったところでもあり、街並みにその名残が残っている。
中には立派な大きな家があり、酒屋のようだが、かつては旅籠のようである。
その宿場町を通り過ぎて、駅から20分ほどでかつてのスイッチバック駅跡。
ということは駅の移転は集落の近くに移転したようで、ある意味便利になったかもしれない。
スイッチバックの駅跡はとても広く、かつては駅舎があり、駅長がいて、さぞかし活気があったのだろう。
今は島式ホームと残骸となった側線のホームが残るのみ
ただ、地元では観光地として整備を始めており、駅名票はきれいなものになっていた。
スイッチバック駅の上には磐越西線の線路があり、このホーム駅跡と磐越西線の列車を一緒に撮れれば「絵」になるだろう。
ただ、しばらく待っていたが、列車は来なかった。
機会があれば次回は列車の時刻も抑えてここにこよう。
なかなか風情のある駅跡で、しばらくのんびりして、現在の中山宿駅へ戻り、下り16時59分、会津若松行を見送った後、17時12分の電車で郡山に戻る。
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