『偉大なるアンバーソン家の人々』
冒頭の方のクロースショットとアイリスで表される人々、セリフが入ったグリフィスやシュトロハイムなセンスで、絵はサイレントだけど全体においてはトーキーという感覚、おもしろい。その後も、長回しとドリー、そして人々の移動によるポジションで流れる様な映像、魅惑される。少々くすんだ映像だったので、デジタル処理されたものでもっと楽しみたかった。運命のいたずらとイノセンスと虚栄心は市民ケーンに繋がるものだけれど、ウェルズのテクスト(織りなし)って、黒い罠や上海から来た女や審判とかからも考えると、そういったものがずっと描かれているのかな。
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