特急「あずさ9号」で立川を9時30分発。
コロナで空気輸送だった「あずさ」もだいぶ客が戻ってきたようで、おおむね50%の乗車率。
2席で1人なので、乗っている方にしては一番ベストの状態だろう。
新型あずさは各席にコンセントがあり、2つのコンセントが使えるので便利。
これからの特急車両にはコンセントは必須であろう。
約1時間、10時35分甲府着。
10時58分の普通電車に乗り換える。
3両編成の電車であり、こちらもほぼ満席の乗車率。
20分、10時58分、新府に到着。
新府駅は対面式ホームにベンチがあるだけの駅。
駅舎も待合室もない。
入り口も上下線でそれぞれ別で道路から階段で登る。
もともとは信号場だったからだろう。
それでもほかに1人男性がこの駅で下車した。
1日の利用者は約70人ほどのようだ。
周辺は民家が点在するだけの集落。
駅からまっすぐ歩いていくと、10分ほどで新府城である。
この城は武田勝頼が滅亡する前に真田昌幸が築城したとされる城。
結構武田家はほどなく滅亡し、3か月ほどで炎上してしまった悲運の城でもある。
城の予想図の説明板が「出構え」という出城がこの城の特徴のようで、のちに真田幸村の真田丸も父昌幸の考え出したこの「出構え」なのだろうと納得。
道路からひたすら階段を登ると本丸につく。
本丸跡は結構広い。
二の丸跡はすでに草むらで、三の丸は展望台になっていて富士山が見えた。
本丸、二の丸、三の丸を歩道で歩くだけなら20分ほどだが、今は森林になっている地域も含めると壮大な城だったものと思われた。
もっとも上杉謙信の春日山城の方が大きいが。
1時間で新府駅へ戻る。
この駅のホームからは八ヶ岳と富士山が見える。
12時28分、高尾行の電車が到着。
今度は6両の長大編成である。
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