馬流地区から高岩地区を通り過ぎて、ささやかな市街地に入る。
その市街地の中心部にある駅が八千穂駅。
旧八千穂村の代表駅である。
さすがに村とはいえ、旧自治体の代表駅だけあって、小さいながらもしっかりした駅舎と駅前広場のある駅である。
またおそらく地元に委託だと思うが、40歳くらいの女性がいる有人駅でもあった。
1日の利用者は約100人。
「村」の駅にしてはまずまずだ。
駅構内は対面式ホームの交換駅。
かつては旧国鉄型の地平ホームと島式ホームの2面3線の駅だったのだろう、面影が残っている。
現在の駅舎は旧国鉄の駅舎をリフォームしたようだ。
満開の桜の木が美しい。
この駅も「桜」駅と言えるだろう。
駅前は小さいながらも市街地になっているが、奥村土牛美術館がある。
奥村土牛が戦争のときに八千穂村に疎開していたことから、ここに美術館を開館したようだ。
建物は黒沢家の迎賓館でもあり、一見の価値はありそうだが、残念ながらコロナで休館中。
次の機会には立ち寄りたいところだ。
16時25分、小諸行が到着。
乗降客もなく発車していった。
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