映画三昧

　ときどき、映画を観たくて観たくてどうしようもなくなるときがある。そういうときは一本や二本観たぐらいではおさまらない。七本ぐらい観てやっと落ち着く。最後にその“波”がやってきたのは一年ほど前で、そのときは八本観た（昨年の一月十二日の日記参照）。
　昨年の十一月二十三日、『沈黙　サイレント』をレンタルＤＶＤで観たとき、その“波”はやってきた。というより、それを観たことによって気づいてしまったというのが正直な印象。それはまるで、お腹が空いていたわけではなかったのに、何かを口にしたとたん、空腹だったことに気づいてもっとたくさん食べたくなるのと同じだった。
　そこから火がついて怒涛の映画三昧の日々となった。昨年末十二月三十日までの三十八日間で三十本を堪能。いつ働いているんだという感じだが、多くはIPADでネットレンタルした。
　あー、スッキリした。

　参考までに、作品は観た順に以下のとおり。
『沈黙　サイレント』　マーチン・スコセッシ監督。
『将軍様、あなたのために映画を撮ります』　北朝鮮を描いたドキュメンタリー。
『ピクニック・アット・ハンギングロック』。
『学生ロマンス　若き日』　小津安二郎監督。
『ヒッチコック／トリュフォー』　ドキュメンタリー。
『ゴーイング・クリア』　サイエントロジーという宗教を追ったドキュメンタリー。
『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』　ドキュメンタリー。
『羊歯明神』　遠藤ミチロウ監督・主演のドキュメンタリー。
『アクト・オブ・キリング』　ドキュメンタリー。
『ヒューゴの不思議な発明』　マーチン・スコセッシ監督。
『ブラック・サンデー』
『野火』　塚本晋也監督。
『シティ・オブ・ゴッド』
『キャデラック・レコード』
『女と男のいる舗道』　ジャン＝リュック・ゴダール監督
『脱出』　ハンフリー・ボガード主演。
『ブギー・ナイツ』
『ノー・エスケープ　自由への国境』
『殺しの烙印』　鈴木清順監督。
『希望のかなた』　アキ・カウリスマキ監督。
『ブルーに生まれついて』
『ポイント・ブランク　標的にされた男』
『白と黒』　堀川弘通監督の名作。
『黒い画集　あるサラリーマンの証言』　堀川弘通監督の名作。
『ムーンライト』
『六月の蛇』　塚本晋也監督。
『真昼の決闘』　ゲーリー・クーパー主演。
『チャンピオン』　カーク・ダグラス主演。
『駆逐艦ベッドフォード作戦』
『メッセージ』