今シーズン二度目の西武ドーム

　午前中は図書館で趣味の調べ物、午後はビールを飲みながら野球観戦なんて、実に小確幸である。もう勝ち負けなんてどうでも良い気になってくる。
　だからというわけではないのだが、六回終了時点で帰ってしまった。

　ぼくは中学のときに球場に出かけるようになってから現在にいたるまでずっと、投手の完全試合を見たいと願い続けている。それが見られるなら応援チームが完全試合を喫する側になっても良いとさえ思っている。だがその願いはかすったことすらない。昨日も先発の野上が二回に四球を出したとき、「ああ、パーフェクトは消えてしまった。でもまだノーヒット・ノーランの可能性はある」と気を取り直したが、その直後にヒットを打たれて緊張はほどけた。
　六回終了時、ライオンズはドラゴンズに１−２で負けていた。まだどうなるか分らない展開である。にもかかわらず、テンポも悪く全体的にだらけた雰囲気に眠くなってしまい、帰りたくなった。野球観戦をしているときに眠くなったのははじめてだ。あとでネットで３−２で逆転勝ちしたことは知ったが、相手のエラーによるタナボタ的な勝利に、最後まで観戦すればよかったと後悔はせず、やはり締まらない試合だったのだなと思っただけだった。

　
左：作りはじめた自家製梅酒。右：絶品のモジョのヤングコーン天ぷら。