異国にいると、夏目漱石や池田満寿夫が言っているように、日本語への感覚が鋭くなっているような気がします(もっとも、わたくしには文学的才能はありませんが)。ただ、日本語の訳語への違和感は、結構あります。本日は、その一例を紹介。
讃美歌405は、日本語では、「御神とともにいまして」という題になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=796ww3fDKZA
ミッション系の学校を出られた方は、卒業式の定番となっていることはご存知だと思います。また、キリスト教式のお葬式も定番です。
キリスト教にあまりなじみのない方は、何故、卒業式とお葬式の歌が同じなんだといぶかしがるかたも多いです。
讃美歌405は、内容的には、
「また、どこかで会おうね」
ということです。したがって、卒業式の定番となるのは、至極当然です。
お葬式の場合は、天上のどこかでまた会いましょうという趣旨です。
個人的には、、「御神とともにいまして」という題訳は本質的に誤りではないかと思えてなりません。
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