立て続けに関東ネタを一つ。ただし、何ヵ年か前に某鉄道系SNSにて扱ったものの復刻版となります。
東京の秋葉原といえば、言わずと知れた家電量販店の多い町です。しかし最近は「電車男」や近年のアニメブーム等によってアニメファンらが急増。今や秋葉原は、「家電の町」から「ヲタクの聖地」に変わりました。また、最近は景気の上向きを背景に海外(特に中国)からの買い物客が増加。ここまで来ると、ただの「家電の町」ではなく、あのエリア一体が国際的なショッピングモールと化しています。そんな中、今「第2の秋葉原(勝手につけさせていただきました)」と言われる町があります。それは、山手線で行くと、秋葉原の反対側、副都心エリアの最北に位置する町、池袋です。
何故池袋が第2の秋葉原となるのでしょうか?実は今年の始め、この豊島区随一の繁華街たる池袋に日本最大級の家電量販店、ヤマダ電機の日本総本店とモバイルドリーム館が開店したからです。この店は、家電量販店業界最大手たるヤマダ電機が、それまで三越が入居していたビルのテナントを買収し、新たに日本最大の家電量販店に建物を改装したのです。そして、それまで池袋店だった旧店舗はLABI1日本総本店池袋・モバイルドリーム館にリニューアル。携帯電話やTVゲーム等が体験し放題と、まるで建物全体がおもちゃ箱のような場所です。
私としても先週の日曜日にこのモバイルドリーム館を改めて訪れましたが、まず入口に入ってすぐに見えたのが大量のSoftBank携帯の数々です。 実は、モバイルドリーム館には、各階にそのジャンルで注目されている会社だけを1フロア全て独占する形となっているのです。この場合、1階は全てSoftBank関連のフロアとなっており、その他の携帯各社は全て地下1階に埋まっているのです。
ところで、モバイルドリーム館の隣には、ライバル会社であるビックカメラがあります。このビックカメラも、日本総本店が開店したのと同時期に向かい側に新しくビックカメラを開店させたのです。 と、言うのも、ビックカメラが開店した新店舗はちょっと違った商品を揃えているのです。それは、アウトレットなのです。
これは、全国のビックカメラ店舗で展示品として使われたテレビやゲーム機を池袋のビックカメラに運び、通常の価格よりも大幅に安くして売り出すというのです。これにより、日本総本店に流れ込む客の足を止めようとするという大胆な戦略です。はたして、ヤマダ電機に向かおうとするお客の足を止める事ができるのでしょうか?
最近の家電量販店の売り上げも激化しつつあります。その中で業界1位のヤマダ電機がこの池袋に店舗を増やした事で、秋葉原で最大の家電量販店のヨドバシカメラがどう対抗していくのかが注目されます。
なお、この池袋ですが、表玄関である池袋駅に至ってはJR線を挟んで西口に東武百貨店(東武東上線)が、東口に西武百貨店(西武池袋線)が乗り入れその直下に地下鉄3路線が集結するという少々歪な形になっていたりもします。
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