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2025年12月02日12:22

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『琵琶湖疎水のインクライン(傾斜鉄道)』(2025/11/10)

明治時代、琵琶湖から京都へと水を引くために作られた琵琶湖疎水。
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歴史を見ると、工部大学校を出たばかりの青年、田邉朔郎に、疎水の設計監督の大役を任せたあたりに、明治という時代の空気を感じます。
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しかもこの田邉青年、「これから水運は衰退する。ここには日本初の営業用水力発電所を作るべきだ」と、今の国交省なら「気が狂った人」扱いされそうな大転換を提案し、実現させます。
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この電力が京都の復興と産業の発展に果たした役割は、とても軽く語れるものではありません。
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一方の水運は、規模を縮小して整備されました。
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大津からの下りは米や薪など、伏見からの上りは呉服・塩・砂糖などを運んだとのこと。
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しかし田邉青年の読みどおり、鉄道などの発達によって水運は急速に縮小し、昭和初期にはゼロになりました。
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高低差のある2か所にはケーブルカーと同じ原理のインクラインが造られ、舟を線路上の台車に載せて移動させていました。

それを産業遺産として復元して現存しているのが、この「蹴上インクライン」です。
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国の史跡の一部として、いまも保存されています。
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