今年観た映画から。なんといってもジャームッシュの「パターソン」がダントツの1位です。古い映画だけど、「動くな!死ね!甦れ!」は衝撃でした。まったく知らなかった映画だったので、あえて「発見」という意味で、旧作を入れました。
日本映画は粒ぞろいで面白い作品がいろいろありました。
2017年ベストテン
<洋画>
1、「パターソン」
もう愛おしくて大好きな映画。今年一番のお気に入り。人生はスバラシイ。幸福は細部に宿る。
2、「動くな!死ね!甦れ!」(1989)
1965年のソ連映画。衝撃的な恐るべき子供たちと演出。ドキュメンタリーのようなリアリティに感服。
3、「誰のせいでもない」
ヴィム・ヴェンダースの人間ドラマは見応え十分。
4、「ありがとう、トニー・エルドマン」
愛おしき「父と娘」の家族ドラマ。
5、「オン・ザ・ミルキー・ロード」
大好きなエミール・クストリッツァの世界観が楽しめて大満足。人間は強く、たくましい。
6、「パーソナル・ショッパー」
見えないものからのメッセージ。謎だらけのサスペンス。ITと霊。
7、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
喪失の哀しみを抱えた家族が、冷たい冬の景色とともに静かに描かれる。
8、「マリアンヌ」
戦争、美女、スパイ。映画的な道具立て満載で楽しめた。
9、「婚約者の友人」
モノクロとカラー。美しきエレガントなオゾン的戦争悲恋映画。
10、「セールスマン」
イランを舞台にイスラム社会の知識人と家族と暴力の闇を描く。
次点、「午後8時の訪問者」、「未来よ、こんにちは」、「たかが、世界の終り」
※番外編として今年、デジタル・リマスター版として、エドワード・ヤン監督作品「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」、「台北ストーリー」」を観ることが出来たことが、一番の収穫かもしれない。素晴らしい才能であったことを実感した。
<日本映画>
1、「散歩する侵略者/予兆 散歩する侵略者」
WOWOWシリーズの「予兆」(東出昌大、染谷将太、夏帆)の方が不気味で面白かった。劇場公開本編(長澤まさみ、松田龍平、高杉真宙)のスペクタクル性もゾクゾクして楽しめた。二つの映画をまとめて、ベストワンに。黒沢清にはどんどん撮って欲しい。
2、「三度目の殺人」
是枝裕和監督の新境地。白黒がハッキリしないサスペンス。役所広司と福山雅治の虚実入り混じった息詰まる対峙が素晴らしい。
3、「南瓜とマヨネーズ」
ダメでバカで情けなくて、疼く、懐かしき青春映画。冨永昌敬監督のこういう映画、好きです。
4、「光」(大森立嗣)
役者たちの力強い演技。人間の闇、暴力とせつない渇望をしっかりと描いた力作。実力派の大森立嗣監督。
5、「息の跡」
一人の男の日常を見つめることで、<震災後>をしっかりと描いたドキュメンタリー。
次点、「彼女がその名を知らない鳥たち」 下衆な男女を演じる役者たちがお見事。
「幼な子われらに生まれ」 家族が家族になるために。
※こちらからそれぞれの作品レビューにとべます。
http://hideyosi719.blog84.fc2.com/blog-entry-1174.html
ということで、みなさま、よいお年を!
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