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日記一覧

年末に川上弘美の哀しくも恐ろしくもある未来小説を読んだ。NHKの朝ドラ『ばけばけ』で、毎朝、ハンバートハンバートが「毎日難儀なことばかり」「日に日に世界が悪くなる」と歌っているのが妙に現実味を帯びてきていて、「本当にそうだよなぁ」と思うこの頃。

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2025年最後に映画館で観た映画は、新鋭・坂本悠花里による初の長編監督作品。坂本悠花里は1990年生まれ、埼玉県出身。上智大学で哲学を専攻後、東京藝術大学大学院映画専攻にて編集を学ぶ。ファントム・ファンタジーと謳われている”死の向こう側へ”・・

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2025年公開映画ベスト10
2025年12月29日17:12

2025年公開映画ベスト10<日本映画>1,旅と日々(三宅唱)2,海辺へ行く道(横浜聡子)3,ルノワール(早川千絵)4,今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(大九明子)5,星と月は天の穴(荒井晴彦)6,遠い山なみの光(石川慶)7,見はらし世代(団塚唯我)

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男同士の対決や活劇を多く描いてきたロバート・アルドリッチ監督のコメディ西部劇。ポーランドからユダヤ教布教のためにアメリカに渡ってきたユダヤ教宣教師のラビを演じるジーン・ワイルダーと強盗の流れ者ハリソン・フォードとの友情珍道中である。最初は18

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2025年のドラマを振り返って、まずは連ドラベスト101,『ひらやすみ』(原作:真造圭伍 脚本:米内山陽子 演出:松本佳奈・川和田恵真・高土浩二 音楽:富貴晴美)NHK2,『ぼくたちん家』(脚本:松本優紀)日テレ3,『あんぱん』(脚本:中園ミホ)NHK4,

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第一次大戦に生き残った軍曹が、第二次世界対戦にも参加し、4人の若い米軍兵士を率いてヨーロッパ戦線の最前線を転戦する姿を描く。ジャーナリストでもあったサミュエル・フラー監督が従軍の体験をもとに脚本から制作。サミュエル・フラーは、ジャン=リュッ

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大好きなエドワード・ヤンの2本の傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』と『ヤンヤン 夏の想い出』。何度観ても新たな発見がある奥深さだ。今回、『ヤンヤン 夏の想い出』の4Kレストア版の劇場上映があるというので年末に駆けつけた。劇場でエ

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学生時代以来40年ぶりぐらいに見た。先日、映画館で観た荒井晴彦の『星と月は空の穴』では、大島渚の『新宿泥棒日記』(1969)のことが話題にされるが、これはその2年前の1967年製作の大島渚作品である。大島渚は社会性にこだわった映画監督で、政治的アジテーシ

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吉行淳之介の同名小説の映画化である。いいタイトルである。「月は天の穴」と言いながら、月面着陸のニュース映像をあえて入れている。1969年の時代設定なのだ。月のリアリズムが男と女のロマンティシズムを壊していく。「天の穴」とは女性性器の暗喩だろ

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『ウェンディ&ルーシー』(2008)のケリー・ライカートが再びミシェル・ウィリアムズと組んで、西部開拓時代のアメリカを描いた映画。ただただ西部の荒野を歩くだけの映画だが、そこには哲学的とも言える問いが描かれている。1845年、オレゴン州。移住の

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フェデリコ・フェリーニが自身の故郷リミニを思わせる地方都市を舞台に描いた自伝的要素が強い作品だと言われている長編3作目。音楽はいつものニーノ・ロータ。ニーノ・ロータの音楽が流れると、フェリーニの映画世界が立ち上がってくる。それくらいフェリー

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ジャン・ルノワールが自らインドのガンジス流域に赴いて撮り上げた作品で、ケネス・マケドウニー製作の1951年のジャン・ルノワール初のカラー作品。「黒水仙」の原作者ルーマー・ゴッデンの半自叙伝的な同名小説から、ゴッデンとルノワールが共同脚色した。撮

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久しぶりにフェリーニの映画を見た。未見だった初期作品。映画史上有名な『道』(1954)の翌年に作った作品。フェリーニはスタジオで巨大なセットを組んで独自の世界観を構築して撮影するスタイルが多いが、初期作品はロケ中心の貧しき生活を見つめたイタリア

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2022年57歳の若さで亡くなった青山真治監督には、正式に劇場公開されなかった作品が何本かある。U-NEXTで何本か見られるものがあった。そのうちに1本がこの『こおろぎ』(2006)である。青山真治の傑作であり代表作の『EUREKA』(2000)の後に撮られ、

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現存する小津作品の中では最も古い作品のサイレント映画。104分の男の友情コメディだ。基本的には『和製喧嘩友達』(1929)と同じ図式。親友同士である男二人の間で、一人の女性をめぐって恋の鞘当てがあり、お互いが負けじと張り合うが、結局は意中の女性は

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1934年に出版されたジェームズ・M・ケインの小説の映画化は4度されているそうだ。最初は1939年。ピェール・シュナール監督で、フェルナン・グラベ、コリンヌ・リュシエール、ミッシェル・シモン主演で 「LE DERNIER TOURNANT(最後の曲がり角)」というタイト

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「これまで善良な男を演じてきたジェームズ・スチュアートが、ダーティな賞金稼ぎを演じる。」というU-NEXTの見どころコメントに惹かれて見た。ジェームス・スチュアートは、先日『素晴らしき哉、人生!』(1946)を見たばかりだったし、『スミス都に行く』

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1999年に9.5mm版が発掘され、2003年にフィルムセンター・松竹の共同で前述のフィルムにデジタル復元を施し、画面上の傷を極力消去した新しい版を作成した。77分の作品だが、14分のものしか見られない。モノクロ、スタンダード、サイレント映画。リチャード

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1929年のジャン・ルノワールのサイレント映画である。アンデルセンの童話を元にジャン・ルノワールによって幻想的な夢物語として映像化された。主演は『女優ナナ』(1926)と同じカトリーヌ・エスラン。大晦日の夜、雪が降る北国の町。町外れの貧民窟に住んでい

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『若尾文子映画祭』より、4Kレストア版で劇場鑑賞。やはり増村保造演出は、面白い。もの凄い勢いで展開される台詞のリズム。主要な登場人物だけではなく、オフィスガールたち端役の台詞など、次から次へと淀みなくいろんな人の口々から台詞が飛び出して来る

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『若尾文子映画祭』より、有吉佐和子原作、今井正監督の『不信のとき』を劇場鑑賞。女優・若尾文子は、やはり増村保造監督か、川島雄三監督のものがいい。本作も有吉佐和子原作で、女の怖さに翻弄される男たちが戯画的に描かれていて面白い物語なのだが、川島

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NHKの夜ドラが好調だ。同級生の女の子たちの宇宙への夢を描いた『いつか、無重力の宙で』(脚本:武田雄樹/木竜麻生、森田望智 ほか)も良かったが、『ひらやすみ』(原作:真造圭伍/脚本:米内山陽子/岡山天音、吉岡里帆、森七菜 ほか)は終わってしま

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クリスマスに見るべき映画といえば、この作品だろう。歴史的名作だ。フランク・キャプラは、『或る夜の出来事』(1934)と本作と同じように早口でまくし立てるジェームス・スチュアートと組んだ『スミス都へ行く』(1939)という名作を残したが、この『素晴ら

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『按摩と女』(1938)が面白かった清水宏監督作品。作為的な物語、セリフ、演技、演出を極力排除する実写的精神を大事にし、「役者なんかものをいう小道具」という言葉を残している。日本映画の揺籃期から戦後の黄金期まで、約35年間で164本もの映画作品を撮

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マックス・オフュルス監督の1948年のアメリカ映画。マックス・オフュルスはドイツ出身で、後にフランス国籍を取得、アメリカでも活躍した女性映画の巨匠と言われている。ドイツで映画を制作していたが、ナチス台頭とともにドイツからフランスに亡命。フランス

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今更ながらの安部公房である。しかし今読んでも、まったく古びていなくて斬新で前衛的でシュールで、人間存在そのものの不安を描いていて素晴らしい。1951年芥川賞受賞作である安部公房27歳の時の小説『壁』を読む。「第一部 S・カルマ氏の犯罪」は、「目を覚

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「北欧の至宝 マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」という仰々しいタイトルの特集上映があり、マッツ・ミケルセン主演、デンマークの名匠トマス・ビンターベア監督作品を観た。同じトマス・ビンターベア監督、マッツ・ミケルセン主演の『アナザーラウンド』(

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難解な映画といえば、やはりゴダールだろう。初期の60年代のアンナ・カリーナ時代のゴダール映画は大好きだ。『はなればなれに』(1964)をはじめとして、歌あり踊りあり、アクション=動きがあって、テンポがあって、オシャレでキュートで軽やかで、映画を作

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島根県立古代出雲歴史博物館に行こうと思ったが、残念ながらリニューアル中で休館となっており、出雲の郊外の宿へ泊まり、4日目は石見銀山(いわみぎんざん)へ向かう。出雲から車で1時間ほどの場所にあり、友人から「古い町並みがいい。是非行くべき」と聞い

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さて、あいにくの雨模様だったので、出雲大社に行く前に八重垣神社へ。八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治後に、素戔嗚尊(スサノオノミコト)と櫛名田比売(クシナダヒメ)または稲田姫(イナダヒメ)はこの地で結ばれたとの伝承があり、出雲の縁結びの神社とし

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