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日記一覧

小津安二郎には珍しい暴力的なシーンがある異色作だ。夫の佐野周二から妻の田中絹代が階段を突き落とされる転落シーンがあるのだ。田中絹代の転げ方がなかなかに凄まじい。田中絹代が頭から落ちていく様はちょっと映画史に残る迫力だろう。これで死んでしまっ

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ジャン=ピエール・メルヴィルの映画というよりもこれは明らかにジャン・コクトーの映画だ。ジャン・コクトーの愛と生と死の世界観が反映されている。同性愛があり、姉と弟の近親相姦的な愛が濃厚に描かれている。かつてこの映画を見た記憶はあるのだが、最初

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小津映画で以前に見たけれど、レビューを書いていないものを中心に見直している。小津のカラー作品4作目。『秋日和』は『浮草』(1959)の翌年に撮った作品で、このあと『小早川家の秋』(1961)、『秋刀魚の味』(1962)を撮って小津は生涯を終えている。こ

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犯罪映画をフィルム・ノワールとよく言うように、やたらと画面が黒く暗い。闇夜のシーンが多い映画だ。山場の夜の宝石強盗シーンも、ラストの主役たちが果てて行く場面も画面が暗くてテレビ映像だと見づらい。やはり映画館で観るべき映画だろう。ジャン=ピエ

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小津安二郎の初のカラー映画だ。久しぶりに見た。自分の娘のことになると、自分の意に沿わない彼氏をなかなか許せないのに、他人の娘だと冷静な意見が言えるという「父と娘の結婚」にまつわる愚かな父親たちのコメディだ。佐分利信と田中絹代夫婦に、長女の有

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1956年の未見だった小津映画『早春』を見た。岸惠子が若々しく可愛らしい。『東京物語』(1953)の3年後、翌年に『東京暮色』(1957)があり、その次の『彼岸花』(1958)から遺作までの6本はカラー映画である。サラリーマンの生活が冒頭から描かれる。朝、妻

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アメリカ出身の映画監督のジョセフ・ロージーが1943年にMGMと監督の契約を結ぶ。そして1948年にRKOの『緑色の髪の少年』で長編劇映画の監督デビューした。赤狩りでアメリカ映画界を追われイギリスに亡命する前の作品である。ある街の警察に、つるつるの

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日本の思想家・詩人の吉本隆明氏の長女ハルノ宵子による父のこと、吉本家のことを綴ったエッセイ。次女は小説家の吉本ばなな。「故人を讃えない、型破りな追悼録」と帯にあるだけに、ユニークだ。文章のテンポもよく、面白い。戦後思想界の巨人と呼ばれた吉本

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2025年春ドラマについて
2025年06月11日12:48

残念ながら春ドラマについて、コレ!といったドラマには出会えなかった。冬ドラマでよかった『御上先生』や『ホットスポット』のような大好きな作品は無かったということだ。わりとエグいというか極端な設定のドラマが多かったせいか、正直ついていけなかった

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小津安二郎映画でまだ見ていなかった作品。中国戦線から帰還した小津安二郎1941年の映画。大家族がバラバラになっていく物語は『麦秋』のようでもあり、老いた母が娘や息子たちの家を盥回しになる意味では『東京物語』の原型とも言える。古い映画なので、台詞

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ジョセフ・ロージーの1960年の作品。アメリカ出身の映画監督ジョセフ・ロージーは学生時代から演劇に傾倒。アメリカ亡命時代のブレヒトとも親交があった。のちにブレヒトの戯曲・脚本で『ガリレイの生涯』(1974・アメリカ)を映画化した。記録映画、ラジオド

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アラン・ギロティ監督作の3作目、と言ってもそれは私が見た順番であり、『湖の見知らぬ男』(2013)、『ノーバディーズ・ヒーロー』(2022)、『ミゼリコルディア』(2024)が製作した順だ。『湖の見知らぬ男』がセックスをしまくった後での愛と欲望と罪に引き

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ジャ・ジャンクーの新作を観られると思って楽しみに映画館に駆けつけ、なんの予備知識もないまま見始めると、なんなんだ?これは?と戸惑う。人々や街の様々な映像と過去作の抜粋や撮影したが使わなかった映像がつなぎ合わされており、ほとんど物語らしい物語

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アラン・ギロティ監督作は『湖の見知らぬ男』など3本劇場公開されたが、この『ミゼリコルディア』がもっともクオリティが高いと思う。とてもよく出来た面白い作品だ。『湖の見知らぬ男』はゲイの世界の強烈な性描写で面食らったが、罪と愛についての人間同士

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「現代のフランスを代表する映画作家にして、日本劇場未公開の異才アラン・ギロティの3作品」が劇場公開された。「2001年の第54回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出された中編第2作目が、ゴダールにその年の“カンヌの最高作”と評され、話題となったアラン

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ジョセフ・ロージーの妖しい世界にすっかりハマってしまった。どの作品も面白い。『エヴァの匂い』(1962)における男を手玉にとるような女の魔女ぶり。それは『召使』(1963)でも女の誘惑の罠にはまり欲望に惑わされる男が描かれるのだが、本作『できごと』

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