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日記一覧

2018年映画ベスト5
2018年12月20日12:13

今年はあまり映画を観られなかったし、今年はもう観る機会が無さそうなので、一足早く書き出してみた。洋画・邦画をそれぞれ10本選べるほど観ていない。特に洋画は、「これが好き!」というインパクトのある映画に出会えず、残念だった。そのぶん、日本映画は

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先日、東浩紀の「観光客の哲学と公共空間」という札幌市内の地下歩行空間で行われた無料講演を聴きに行った。東浩紀はゲンロンウェブサイトなどを運営している批評家であり、『ゲンロン0―観光客の哲学』という著書も出し、この本で第71回毎日出版文化賞も受

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1970年代に思春期を迎えた映画好きな者たちにとって、蓮實重彦の映画批評を読んだ者と読んでいない者たちの差は大きい。それだけ蓮實重彦の映画批評は鮮烈であったし、虜になる魅力的なものであった。彼の批評を読んで、その影響を免れる者は少ない。当時、映

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「心」とは何かをひも解く本を読んだ。そのレビューです。サブタイトルに「「私」の謎を解く受動意識仮説」とある。これまで最大の謎とされてきた「心」のあり方について、著者は、心が実に単純なメカニズムでできていて、ロボットに心を作ることすらできると

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昨夜、かつての黒テントの演出家、佐藤信の話を聞いた。「劇場について」、札幌の演劇人が招いて話を聞いたのだ。赤テント、黒テント、天井桟敷。懐かしい時代のアングラ芝居。あの熱に惹かれて何度も通ったものだ。神社や公園がいきなりテントの芝居小屋にな

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テレビマンとして時代の先頭を走ってきた今野勉氏の宮沢賢治研究である。今野勉氏は、秋田生まれで夕張育ち、東北大学卒業後にTBSに入社。ドラマやドキュメンタリーの演出をし、1970年テレビマンユニオン創設に参加。テレビマンユニオンは日本初の独立系テレ

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久しぶりに書く本のレビュー。おなじみ養老先生である。「語り下ろし」ではなく、久々の「書き下ろし」だそうだ。カナリア諸島への船旅で、時間ができたから書いたのだそうだ。いつもと同じようなことを書いているのだけれど、毎回、考えるヒントとなる「気づ

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