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日記一覧

(字数の関係で少し長いレビューをこちらに載せておきます)これはボクシング映画でありながら、ミュージカルのようなダンスの映画だ。三浦友和と岸井ゆきのの二人の動きがシンクロし、心が重なり合う。高速ミット打ちはトレーナーと岸井ゆきのの呼吸がピッタ

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何回目かの青年団の演劇である。青年団の舞台は基本的にはいつも同じ。開演前に役者たちが舞台に出てきて、何やら雑談めいた会話から始まる。台詞とも台詞じゃないとも思えるようなお芝居。それは客席が暗くなって、公演が始まってからも同じである。声を張り

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ヌーヴェル・ヴァーグの中心的存在の一人である映画監督ジャック・リヴェットの映画は、日本ではあまり見ることができなかった。私は『美しき諍い女』(1991年)ぐらいしか見ていない。だからリヴエットの映画がまるでイメージできなかった。ジャック・リヴェ

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たまたま、『壁とともに生きる わたしと「安倍公房」』(NHK出版新書)という漫画家のヤマザキマリによる「安倍公房」論を読んでいたところだったので、2021年9月のシスカンパニーの舞台『友達』をWOWOWで放送し録画していたものを見た。だから実際

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深田晃司監督らしいシニカルで知的な映画だ。人と人との距離をめぐる話だ。団地が物語の舞台であるのだが、夫の親夫婦が団地の向かいの部屋に住んでいる。隣の棟のベランダの義母(神野三鈴)と妻の木村文乃が会話する場面が最初にある。こんな大声でプライベ

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2022年3月に亡くなった青山真治監督の原点ともいえる『Helpless』を再見。1996年の映画だから、20数年ぶりに見直した。青山真治の北九州サーガ三部作と言われている連作の最初の作品。この映画の10年後の設定が『サッドヴァケイション』(200

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山をバックに画面下から頭が現れ、「大津波が来る。いつかきっと。そしてみんな、いなくなる」という未来の予言めいた不吉な言葉を呟く少女が映し出される。まだあどけない宮崎あおいである。茶色っぽい色彩に加工をされたモノクロ映像。青や緑の色彩がないの

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『ドライブ・マイ・カー』については、すでに劇場公開時の2021年8月に映画館で観たレビューを書いている。(https://hideyosi719.blog.fc2.com/blog-entry-1477.html) しかしその時は、この映画の複雑な構造を大雑把につかんで書いただけだった。今回WOWOW

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若い人向けの現代思想入門書である。さらっと浅く解説しているので、入門書として分かりやすいが物足りなくもある。これをきっかけに考え方を深めていく本であり、私も備忘録としてまとめておく。千葉雅也は現代フランス哲学が専門(著書『動きすぎてはいけな

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久しぶりに演劇レビューを書く。これだけのキャスティングとクオリティの演劇を観るのは久しぶりだからだ。作・演出の赤堀雅秋は、劇団「THE SHAMPOO HAT」で作・演出を手がける演劇人だが、私は彼の演劇舞台を観るのは初めてだ。映画作品でいずれも自らの舞

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予想していた映画とはちょっと違った。マッチョな男たちの時代遅れのカウボーイたちとジェンダー的な問題を扱った心理劇なのかと思っていたら、そう単純な映画ではなかった。登場人物のキャラクターが次々と裏切られていくのだ。えっ?こんな人間だったの?前

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フランス映画らしい映画だ。アルノー・デプレシャンは、『クリスマス・ストーリー』『ルーベ、嘆きの光』ぐらいしか見ていないので、まだこの監督の特徴がよく分からない。現代アメリカ文学の巨匠P・ロスの小説「いつわり」を映画化した要注目作だが、日本未

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さて、養老先生の「自分の命は自分のもの」と思い込む西欧的自我論による現代のストレス話に続いて、内田樹の文章、漫画『ONE PIECE』論を読んでいたら話が繋がった。ちなみに私は『ONE PIECE』は全く読んでいないし、アニメも観ていない。内田樹はどうやら『

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ネットの記事を読んでいたら、養老先生の「死にたがる脳」についてのコラムが目に留まった。コロナ禍で若い人たちの自殺が増えているのはなぜか?という話題だ。「人はなぜ、自分の命を自分のものと思い込むのか?」という設問がある。養老先生が言うには、「

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法政大学総長、TBS「サンデーモーニング」にも出ている江戸文化の研究者・田中優子氏と「千夜千冊」で有名な知の集積、編集工学者の松岡正剛氏の対談本。『日本問答』に続いて第2弾になるらしい。『日本問答』で語られたのは、日本文化のデュアルな構造。デュ

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ロシアという国は不思議な国だと思う。ドストエフスキーやチェホフ、トルストイ、ゴーリキーなど世界文学に燦然と輝く文学者たちを輩出し、映画界においてもタルコフスキーやこのニキータ・ミハルコフなど芸術性の高い映画監督もいて、芸術・文化や知的レベル

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1981年に飛行機事故で亡くなった向田邦子没後40年で、いくつかの向田邦子本が出されているが、これはその一年前に、長女邦子と9歳違いの末の妹、向田和子氏が中心になって編纂したベスト・エッセイ集。これまで読んだものあり、読んでいても忘れていたもの、

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各誌ベストテン
2022年02月15日17:36

2021年の映画はほとんど観ていないので、見逃した作品を覚えておくために備忘録として貼り付けておく。(○印は観た映画)キネマ旬報 http://www.kinenote.com/main/award/kinejun/y2021.aspx■ 日本映画1:ドライブ・マイ・カー 〇2:茜色に焼かれる  〇

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29日の朝日新聞の夕刊に石川九楊さんという書家の方が、面白いことを書いていた。「日本語の乱れ コロナで加速」というタイトルで、和製英語「ウィズコロナ」や「GO TO トラベル」などの奇妙さを指摘し、わざわざ「エビデンス」や「ファクト」と言い換える流

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残り続ける兄のブログ
2022年01月28日21:29

濃厚接触者として自宅待機の日々。暇に任せてネットをあれこれ探索し、久々に兄貴のブログを見つけて読んだ。去年の夏に64歳で亡くなった兄だ。私とは3つ違い。彼にとっては2007年で時が止まっていた。映画、文学、舞踏、政治的な発言も多い。圧倒的な読書量

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「アナキズム」という過激な言葉が入っているが、決して「国家を解体せよ」というような政治的主張が書かれているわけではない。松村氏は文化人類学的なアプローチから、国家や富の独占、個人や家庭から「もれる」もの、「もれ出すもの」を促し、うまく「すく

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