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2014年08月11日13:57

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夏休み 金沢・白川郷紀行

まぁ、とりたてて書くこともないのだが、旅の記録として写真をアップしたので、その備忘録を少し。

夏休みを利用して古都、金沢へ行く。娘の休みとなんとか合わせて、家族3人旅である。娘はいつ嫁に行くかも分からないため、家族旅行もこれで最後かも…なんて思う。(ちなみに先週土曜日、部下のアナウンサーの結婚披露宴があったのだが、娘から父へのメッセージは、ついついオヤジの気持ちになってじんわりしてしまう。)

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金沢という街はいつか行ってみたいと思っていた街だ。京都とはまた違った趣が残っているいい街だった。茶屋町と言われる芸妓さんたちがいるいわゆる花街である。金沢には「ひがし」「にし」「主計町」の3つの茶屋街が残っていて、石畳と黒瓦に出格子の茶屋が軒を連ねている。もちろん観光地化されていて、金箔グッズなどのお土産物屋や甘味処などにもなっている。ただ各茶屋町には現在営業中の茶屋が数件あり、芸妓さんたちも数十人いるようだ。ちなみに阿部サダヲの映画「舞妓は〜ん」は京都ではなく、金沢の茶屋町で撮影されたそうです。

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金沢にはほかにも武家屋敷跡など加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡が公開されていて、立派な日本庭園のあるお屋敷も楽しめる。

面白かったのは、通称・忍者寺とも言われる妙立寺(みょうりゅうじ)である。忍者とは全く関係ないのだが、寛永20年(1643)、三代藩主前田利常の命により創建され、金沢城の出城として万一に場合に備えていた。落とし穴や隠し階段、隠し部屋などまさにカラクリ屋敷。

当時、加賀藩は百万石の禄高を誇る外様大名の雄として徳川幕府から常に監視下に置かれ、実際、幕府内では加賀征伐の計画すら存在したという。

とにかく敵を迎え撃つための様々な趣向を凝らした日本人の知恵たるや素晴らしいのだ。写真は残念ながら撮れなかったが見応え十分であった。このお寺から地下道で金沢城までつながっていたとも言われているそうだが、現在では確認できていないそうだ。
http://www.myouryuji.or.jp/origin/index.html

そして金沢へ行った目的の一つが、金沢21世紀美術館である。去年の秋に瀬戸内国際芸術祭で島めぐりをして以来、各地の芸術スポットめぐりは我が家の大好物である。ここでの一番の呼び物は、上からも水の中からも眺められるプールである。
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芸術祭は、現在札幌でも行われているが、芸術は日常の感覚に混乱と意外性をもたらせてくれることが楽しい。失われた身体感覚があらためて呼び覚まされ、芸術を通して世界を再発見するヨロコビがある。もちろんハテナ?の作品もあるが、それぞれをそれぞれの感覚で楽しめればいいのである。

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そしてやはりどうしてもここまで来たら立ち寄りたくなった世界遺産の白川郷。冬の映像がやはり有名であるが、夏は夏でなかなか良かった。すっかり観光地化された感はあるが、見事なかやぶき屋根の数々である。季節には田んぼの緑が美しく、稲には小さな花が咲いていた。

この白川郷から小松空港近くの山中温泉に移動して、最後は泊まったのだが、この界隈の山道は凄かった。スーパー林道を通り、ひたすらくねくねとした山道を進む。車もすれ違えない狭い狭い険しい山道を運転するのが大変だった。ちょっと横を見れば断崖絶壁。事故があっても誰にも発見されそうにない。よくこんな山深い場所に道を切り拓いたなと驚くばかり。昔の人は山を越えるだけで、妖怪と出会ったという心もちもなんだかわかる。北海道に住んで30年もいると、日本の森ってこうだよな、とあらためて感動する。北海道は大陸であり、日本本州の植生とは明らかに違う。高い杉林だってない。とになくだだっ広いのが北海道。

日本の田舎に行くと、豊かな森と豊富な水、そして山裾のわずかな平地には田んぼが必ずある。本当に山深いのだ。そんな日本の原風景を堪能できたのが、この夏の最大の収穫であった。
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