一カ月ほど前、仕事で高田馬場に行ったとき、アウトドア・ショップ「カモシカ」でタープと銀マットを購入した。いつ役に立つか分らないが、防災の一環として。
すでにハンドル充電式のラジオは二つあり、ヘッドランプも三つ持っているので、今回の台風19号に備えるために購入したものは、電池とガムテープぐらいだった。あと、念のためおにぎりと菓子パンとペヤングソース焼そば。
準備としてやったことは、家が浸水した場合を想定し、一番低い位置にある窓の下枠に板を張り付け、水のうを浴室や洗面台の排水溝の上に置いたこと、家じゅうの窓をガムテープでバツの字に貼ったことである。土のう袋はたくさんあったが、これを水のう袋に代用することはできなかった。小さな切れ目から水が出てきてしまうのだ。結局、水のうは普通のゴミ袋を二重にして作った。
ここまでの準備をし、十二日の土曜日を迎えた。
携帯電話には朝から何度も緊急避難を促すメールが届き、市内を流れる入間川も川越市のほうで氾濫したようだが、幸いにもうちのほうにその影響はなかった。近くを流れる不老川の氾濫も充分に予想されたが、それも何とか耐えたようだった。
風雨のピークである深夜零時を待って眠りについた。
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