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2021年07月06日12:25

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★☆恵比島駅①　（空知総合振興局雨竜郡沼田町字恵比島）　JR北海道・留萌本線　２００５年５月２６日　水曜日

深川駅１１時８分の単行列車で出発。
高校生やスーパーホワイトアロー７号から乗り換えてきた数人のビジネスマンなど４０人ほどの乗客である。

秩父別駅で１０人、石狩沼田駅で２０人、意外にも旧仮乗降場の真布駅で３０歳くらいの主婦が降りて、残るは約１０人ほど。
まずは恵比島駅で途中下車。

　恵比島駅は「明日萌駅」の方が通りがいいようで、道路標識なども「明日萌駅」で案内されている。

　かつては炭鉱鉄道だった留萌鉄道の分岐駅で急行列車も停車し、市街地もあったそうだが、今ではすっかりさびれて、駅前には数軒民家があるだけ。
　市街地があったとはとても想像ができない。

　駅を降りると、待合室には少女萌の人形が置いてある。
　正直、かなりリアルで待合室に入った時はびっくりした。
　駅はオープンセットとはいえ、古き時代の駅をうまく再現しており、いつまでも大切にしてほしいものである。
　ブームが終わった今、いつまで残しておいてくれるが心配ではあるが。
　本来の恵比島駅は貨車駅であったが、うまく隠している。

　駅前にドラマの舞台になった中村旅館がある。
　そこのおばさんに聞いたところでは、もともと駅前旅館だったが営業をやめていたところ、ドラマの観光案内所として復活したとのこと。

　中を見せてもらったが、なかなかいい雰囲気の駅前旅館である。
　このオープンセットもいつまでも大切にしてほしいものだ。
　ここでテレホンカードのセットを１枚購入しておいた。

　また駅の右手には常盤次郎宅のオープンセットもある。
　こちらは室内シーンはスタジオで撮影されたとのことで、外部のみのいわば張りぼてである。

　いずれにしてもこの恵比島駅一体は古きよき昭和時代を味わえる貴重な場所であり、いつまでも大切にしてほしい。
　「すずらん」は「おしん」に続いて現在積極的に海外に輸出しているそうなので、海外旅行客が訪問してくれればよいのだが。