『SAFE』はヨカッタけれどそれ以降オモシロいながらもいまひとつピンとこなかったけれど、ドパーミンがワインと化せるような『キャロル』であった。かなりヨカッタな。トッド・ヘインズと、オモシロいけどどれも長いなと思いつつゼア・ウィル・ビー・ブラッドにはほとんどピンとこなかったポール・トーマス・アンダーソンと、全くもってピンとこなかったけれど残像が残るバズ・ラーマン、と約30年間やってるわりには寡作の作家たちのストラクチャーを、ゼロゼロ越えする辺りの作品を中心に再発見してみたくなる。この3人、ベルベット・ゴールドマインとかアイム・ノット・ゼアとか、マグノリアとかパンチドランク・ラブとかザ・マスターとか、ロミオ+ジュリエットとかムーラン・ルージュとか、構造的にオモシロいんじゃないかな。オーストラリアってなに?
トッド・ヘインズ
ポイズン (1991)
SAFE (1995)
ベルベット・ゴールドマイン (1998)
エデンより彼方に (2002)
アイム・ノット・ゼア (2007)
ミルドレッド・ピアース 幸せの代償 (2011)
キャロル (2015)
ポール・トーマス・アンダーソン
ハードエイト (1996)
ブギーナイツ (1997)
マグノリア (1999)
パンチドランク・ラブ (2002)
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (2007)
ザ・マスター (2012)
インヒアレント・ヴァイス (2014)
バズ・ラーマン
ダンシング・ヒーロー (1992)
ロミオ+ジュリエット (1996)
ムーラン・ルージュ (2001)
オーストラリア (2008)
華麗なるギャツビー(2013)
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